オリンピック招致プレゼンに学べ【第1回】世界から見た日本のイメージって?

2020年に東京での開催が決定したオリンピック・パラリンピック。その招致を決定づけたのは、東京オリンピック招致チームによるプレゼンテーションでした。May_Romaさんによれば、その内容を具体的に分析すると、海外で仕事をしたい人に役立つ内容がもりだくさんなのだとか。そこで今回からは、招致プレゼンのエッセンスを解説していきます。あなたも2020年に間に合うように、世界で太刀打ちできる力を身につけませんか?

東京オリンピック開催が決まりました。招致プレゼンテーションをテレビで見た方も多いと思います。「プレゼンがすごく良かった」という漠然としたことを指摘する方は多かったのですが、海外で仕事してみたいなとか、外資で働いてみたい、と思う人にとっていろいろと役に立つことを学べる内容ですので、これから数回にわけて、私がプレゼンから気がついたことをまとめてみたいと思います。

まず、あのプレゼンはプロの広報専門家が練りに練った戦略的なものであったことに、注目しなければなりません。プレゼンの黒子は、ロンドンにある戦略広報ファームSeven46です。同ファームの戦略コンテンツ担当者であるCatherine Inkster氏は「東京の高層ビルやクレイジーな若者のファッションを知っていたので、この街は『未来の都市だ』というイメージを持っていたが、実際東京に行ってみてそれは真実だと確信した」と語っています。

このファームの人びとは、オリンピックキャンペーンに関わるまで日本のことをあまり知らなかったらしいのですが、おぼろげな印象を持っていたようです。

この方のように、多くの欧州の人びとや、その他の国の人びとは、日本のハイテクグッズやテレビで紹介される映像、映画『キルビル』『ウルヴァリン:SAMURAI』『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』や、アニメ『アキラ』を通して、ハイテクで近代的な高層ビルが建ち並ぶ日本というのを知っています。

そのイメージの中の街には、非正規雇用の若者はおらず、ホームレスや痴呆老人、残業のし過ぎで死ぬサラリーマン、仮設住宅に住む人びとはでてこないのですが、最近では、そういうイメージに、防護服を着た人びとが闊歩する映像というのが加わりました。

さまざまな意味でSFチックなのが、日本のおぼろげなイメージなのです。

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海外居住経験、職業経験をもとに、舌鋒鋭いツイートを飛ばしまくっているネット界のご意見番・May_Romaさん。ときに厳しい言葉遣いになりながらも彼女が語るのは、狭い日本にとじこもっているひとびとに対する応援エールばかり。日本でしか生き...もっと読む

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コメント

glitter_be_gay Twitterで猪瀬直樹disってた迷路魔がなんかしてる 5年弱前 replyretweetfavorite

hitononaka これは良記事過ぎる。めいろま氏を盲目的に叩く人こそ読むべき。人間は多面的だと気づくだろう。 5年弱前 replyretweetfavorite

awokie 世界を目指すアスリートも必読。無料登録できるよ! 5年弱前 replyretweetfavorite

sadaaki May_Romaさんによる、プレゼンの解説シリーズがはじまりましたよ。楽しみです。 5年弱前 replyretweetfavorite