藤野英人
藤田晋 (サイバーエージェント)vol.3 強烈なリーダーシップから、最高のサービスが生まれる
日本株ファンドの「ひふみ投信」で抜群の成績を残しているファンドマネージャー藤野英人氏がイケてる日本の経営者にインタビューし、投資家の目線で成長の秘密をひもといていく対談シリーズ。50歳以下の経営者を取り上げるアニキ編の第2弾は、日本のネットベンチャー企業の雄、サイバーエージェントを立ち上げた藤田晋社長が登場。リーダーシップを存分に発揮して、絵文字のデザインひとつにも細かく指示を出すという藤田社長。インターネットに詳しくない一般層にも確実に浸透していくサイバーエージェントのサービスは、そのこだわりから生まれていた。
会議中、ときにはギャルになりきって
藤野 新規事業を立ち上げるときは、何を大事にされていますか。例えば、統計データを積み重ねて少しずつ改善する方法や発想を重視して直感的に判断する方法などがありますよね。
藤田 そうですね、直感……というよりは、ユーザー感覚を一番大事にしています。
藤野 ガラケーで若い女の子が使うようなシーンも、実感を持って想像できるんですか。
藤田 プロデューサーとしてはもちろんそうです。会議中に、ギャルっぽい話し方をすることもあります。「これぜんぜんわかんな〜い」と言って、つっかえす(笑)。絵文字の種類までこまかく指示しています。
藤野 そこまでこだわっていらっしゃるんですか。
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この連載について
藤野英人
日本株ファンドの「ひふみ投信」で抜群の成績を残しているファンドマネージャー藤野英人氏がイケてる日本企業の経営者にインタビューし、投資家の目線で成長の秘密をひもといていく対談連載。50歳未満の「アニキ編」と50歳以上の「オヤジ編」の2編...もっと読む
著者プロフィール
レオス・キャピタルワークス代表取締役社長・最高投資責任者(CIO)。「ひふみ投信」ファンドマネジャー。早稲田大学卒業後、国内外の運用会社で日本株のファンドマネジャーとして活躍。2003年、レオス・キャピタルワークス創業。運用する「ひふみ投信」「ひふみプラス」「ひふみ年金」は、高パフォーマンスをあげ続けている。
ひふみ投信:http://www.rheos.jp/
Twitterアカウント: @fu4