第三章 日本企業の底力は「制度」にある vol.2 「人」に着目する日本企業

まちがいだらけの転職市場、ビジネス事情にメスをいれ、多くの社会人を叱咤激励した漫画『エンゼルバンク』。そのエッセンスを凝縮した副読本の内容をcakesでもお届けします。不況下においては、じつは日本型企業が生き残る? 「人」に着目する日本企業のつよさに迫ります。(『会社に左右されない仕事術』より)

日本社会とは水と油の職務主義

 一見すると、アメリカ型の職務主義は公正・公平な評価制度である。

 結果がすべてなので、自分がなにをやるべきかはっきりしている。上司としても結果だけを見ていればいいので、部下の管理や指導が容易である。

 しかし、「人」にお金を払わず「仕事」にお金を払う職務主義では、それぞれの従業員にやるべきことがしっかり割り振られている。そのためアメリカ人は自分に割り振られた仕事以外の作業については、たとえ手が空いていても手伝おうとせず、明確に拒否する。
 アメリカ人がよく口にする「It’s not my business」というフレーズは、まさに職務主義の文化ならではの言葉なのだ。

 それでは、実際あなたの会社に「それは自分の仕事じゃないから」といって誰にも手を貸そうとしない人間がいたら、どう思うだろうか?

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes・note会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

モーニング

この連載について

初回を読む
会社に左右されない仕事術

三田紀房

まちがいだらけの転職市場、ビジネス事情にメスをいれ、多くの社会人を叱咤激励した漫画『エンゼルバンク』。そのエッセンスを凝縮した副読本の一冊、『会社に左右されない仕事術』の内容を、cakesでもお届けします。はじめてのことばかりで悩む新...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード