わかる日本書紀

蘇我ウマコ、推古天皇の最期【第33代最終章】

ややこしい日本書紀をわかりやすく紹介した書籍『わかる日本書紀』シリーズ第4巻から、日本の正史を学ぶ連載。今回は第33代、推古天皇の御代のお話。物語はまだまだ続きますが、ひとまず最終回です(提供元:西日本出版社)。

蘇我ウマコ大臣の死

推古三十四年(六二六)正月、季節外れの桃や李(すもも)の花※1が咲きました。

三月、寒くて霜が降りました。

五月二十日、蘇我ウマコ大臣が亡くなりました。それで、桃原墓(ももはらのはか)※2に葬りました。
ウマコ大臣はイナメ大臣の子で、性格は武略に優れたくみに説得する能力がありました。仏教を敬い、飛鳥河※3のほとりに家を建て、その庭に小さな池※4を造りました。それで、島大臣(しまのおおおみ)と呼ぶ人もいたそうです。

六月に雪が降りました。この年は、三月から七月まで長雨が降り、国中、大飢饉になりました。
老人は草の根を食べて道端に死に、幼子は乳を含んだまま母子共に死にました。また、強盗や窃盗が頻繁に起こり、止むことがありませんでした。

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わかる日本書紀

村田右富実 /つだゆみ /村上ナッツ

『日本書紀』は神代から第41代持統天皇の時代までを扱った日本最古の歴史書です。しかし本文は漢文、全30巻と長く読解は難しいため、正史ながら読んだことのある人はほぼいません。そこで、劇作家が書くわかりやすい文章と、親しみやすいキャラクタ...もっと読む

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jimotonohon cakesさんでの「わかる日本書紀」連載、最終回です! https://t.co/X1bgWmUdp6 14日前 replyretweetfavorite