マルクス「子どもらが外出したがっているんだが… 服も靴もないんだ」

歴史に名を残す人物たちも、実は「愚痴」をこぼしながら生きていた! 渋沢栄一から夏目漱石、豊臣秀吉にナイチンゲールまで、人生の苦境で言わずにおれなかった愚痴150篇。女性への未練、お金の無心や仕事の焦り、家族への恨みなど現代人と変わらない不平不満です。読めばなぜか勇気がわいてくる、愚痴ノンフィクション! 10月21日発売の近刊『人間愚痴大全』より特別公開します。(提供元:小学館集英社プロダクション)

40代、お金にまつわる愚痴

カール・マルクス(経済学者)

1818年-1883年。ドイツの経済学者、哲学者。科学的社会主義の創始者であり、いわゆる「マルクス主義」の祖である。エンゲルスとともに『共産党宣言』『資本論』らを刊行。弁証法的・史的唯物論による共産主義理論を確立した。

偉大な経済学者のざんねんすぎる素顔

資本主義から社会主義への移行を必然ととらえ、科学的社会主義ならび革命理論を完成させたドイツの哲学者カール・マルクス。

このような肩書や経歴だけ眺めていると、とてもとっつきにくい人のように思えるが、素顔のマルクスは、とても人間ぽく、それでいて少々ずるいところもあったようだ。

プライベートでの悪癖を書き連ねたら、きりがない。まずは、わがままで子どもっぽい。チェスで負けそうになると不機嫌になり、すぐに八つ当たりをしはじめる。

離れて暮らす家族に、ろくに手紙も書かない。たまに書いてもものすごい悪筆で、とても読めたものではない。読む人の気持ちなどあまり考えていないのかもしれない。

女癖もあまりよくはなかった。その典型的な例は、家政婦に手を出し、子どもを産ませていることだろう。

そして、しばしばいわれるのが、お金に対してルーズであったということ。自分ではろくに稼がないのに、人からは平気でお金を借りる。父親はもちろん、友人で共同執筆者でもあるエンゲルスなどは、これによって、大いに困惑させられていた。

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なぜか、勇気が出てくる。不平不満の150篇。

人間愚痴大全

福田 智弘
小学館集英社プロダクション
2021-10-21

この連載について

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なぜか勇気が出てくる 人間愚痴大全

福田智弘

「今日も飯はうまくない」「アルコールでごまかすより外なかった」 天才と呼ばれる作家に芸術家、世界を変えた政治家に勇猛な武将まで、歴史に名を残す人物たちも、実は「愚痴」をこぼしながら生きていた! 渋沢栄一から夏目漱石、豊臣秀吉に...もっと読む

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tokuyoshikeiji https://t.co/nRW9OIHxbE .。oO(存命中はどうだったか知らんが〜経済学=な存在なのに、ウシジマくんの登場人物ばりに無心しまくってるの草=З #思っちゃったんだからしょうがない 約1ヶ月前 replyretweetfavorite