​ルソー「私の誕生は、私の不幸の第一歩だった」

歴史に名を残す人物たちも、実は「愚痴」をこぼしながら生きていた! 渋沢栄一から夏目漱石、豊臣秀吉にナイチンゲールまで、人生の苦境で言わずにおれなかった愚痴150篇。女性への未練、お金の無心や仕事の焦り、家族への恨みなど現代人と変わらない不平不満です。読めばなぜか勇気がわいてくる、愚痴ノンフィクション! 10月21日発売の近刊『人間愚痴大全』より特別公開します。(提供元:小学館集英社プロダクション)

50代、不遇・人生にまつわる愚痴

ルソー(思想家)

1712年-1778年。フランスの思想家、文学者、音楽家。スイス、ジュネーブの生まれ。『人間不平等起源論』『新エロイーズ』『社会契約論』『エミール』『告白』など各種の書籍を著し、「近代の父」「ロマン主義の先駆」とも称された。

人間不信と被害妄想に苦しんだ思想家の告白

18世紀フランスの偉大な思想家ルソーは、50代になって書きはじめた自叙伝『告白』の中で、右に挙げた

私の誕生は、私の不幸の第一歩

という言葉を語っている。どういう意味だろうか。

実はルソーは、生まれるとほぼ同時に母を失っている。出産が母体に悪い影響を与えたらしい。

「私は母の生命を犠牲にすることになった」

と、ルソーは書いている。ルソーに罪がないとはいえ、出産と同時に母を亡くすというのが大きな不幸であったのは間違いない。しかしそれが不幸の「第一歩」とはどういうことだろうか?

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なぜか、勇気が出てくる。不平不満の150篇。

人間愚痴大全

福田 智弘
小学館集英社プロダクション
2021-10-21

この連載について

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なぜか勇気が出てくる 人間愚痴大全

福田智弘

「今日も飯はうまくない」「アルコールでごまかすより外なかった」 天才と呼ばれる作家に芸術家、世界を変えた政治家に勇猛な武将まで、歴史に名を残す人物たちも、実は「愚痴」をこぼしながら生きていた! 渋沢栄一から夏目漱石、豊臣秀吉に...もっと読む

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