大さじ2杯のケチャップを作るのにトマトが1個必要
オムライスやフライドポテトに欠かせないトマトケチャップ。多くの家庭の冷蔵庫に1本は入っているでしょう。
数あるトマト加工品のなかでもトマトケチャップは傑作です。トマトケチャップの主な原材料はトマト、玉ねぎやにんにく、酢、糖類、香辛料。酢が入っているので開封前であれば常温でも保存が効き、開封後もすぐに劣化しません。
また、大さじ2杯のトマトケチャップを作るのにトマトが1個必要なのですが、それだけ成分なども濃縮されているということ。特に健康効果が期待されるリコピンが豊富で、その色がトマトケチャップの特徴にもなっています。
メーカーによって意外と味が違う
なぜ、トマトケチャップはこれほど愛されるのでしょうか? その理由の一つはうま味物質。トマトに含まれるグルタミン酸ナトリウムが様々な料理の味を引き立てるからです。業務用のトマトケチャップは色が濃いタイプから味と濃度が強いパン用タイプ、惣菜用の濃い味まで様々なタイプが販売されています。
ケチャップは種類が多く、いつも決まった商品を買いがち。それでも並べてみると意外と味が違うのがわかります。日本の大手はカゴメで、トマトの味もしっかりとする安定の味。個人的な印象ですが、デルモンテは酸味が穏やかで、トマトの風味も控えめです。世界一のシェアを誇るハインツのケチャップはクローブの甘い香りが特徴。絞ると流れにくいので、ホットドッグによく使われるのも納得です。
最近ではこちらの商品のようなリコピン豊富タイプが登場したことで、ケチャップ棚の景色は少し変わりました。高リコピンタイプのトマトケチャップはいわゆる「トマト感」が強いのが特徴。酸味が気になる方には向きませんが、色がきれいに出るという長所もあります。
おすすめは料理に使いやすい濃度でバランスの取れた味
ただ、僕はケチャップにトマトを求めてはいません。ケチャップに求めているのはあくまで「トマトケチャップ」の味です。そこで僕がおすすめするのがこちら。
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