わかる日本書紀

遣隋使・小野妹子の登場!【第33代⓻】

ややこしい日本書紀をわかりやすく紹介した書籍『わかる日本書紀』シリーズ第4巻から、日本の正史を学ぶ連載。今回は第33代、推古天皇の御代のお話(提供元:西日本出版社)。


遣隋使・小野妹子臣(オノノイモコ ノオミ)①

推古十五年(六〇七)七月三日、大礼(だいらい)※1小野イモコ(妹子)※2※3に遣わしました。
鞍作(くらつくりの)フクリ(福利)※4を通訳にしました。

この年の冬、天皇は大和国(やまとのくに)の高市池(たけちのいけ)などの多くの池を掘らせ、国ごとに屯倉(みやけ)を置きました。

十六年(六〇八)四月、イモコ臣は隋(ずい)の使者ハイセイセイ(裴世清)※5と下級官吏十二人を伴い、隋から帰国し筑紫に着きました。
天皇はさっそく使者を遣わして、隋の客ハイセイセイらを招き、隋の客人のための新しい館を難波の高句麗館(こまのむろつみ)※6の傍に建てました。

六月十五日、隋の客人たちは難波津(なにわのつ)に停泊しました。朝廷は美しく飾りたてた船三十艘(そう)を出して、客人たちを天満川の河口に迎え、新しい館に宿泊させました。

イモコ臣は、臣下たちの前で天皇に、
「私は、日本に帰る際に隋の皇帝ヨウダイ(煬帝)※7から天皇への書簡を託されましたが、実は百済を通過するとき、百済の者に盗み取られ、今ここでその書簡をお渡しすることができません」
と言いました。

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わかる日本書紀

村田右富実 /つだゆみ /村上ナッツ

『日本書紀』は神代から第41代持統天皇の時代までを扱った日本最古の歴史書です。しかし本文は漢文、全30巻と長く読解は難しいため、正史ながら読んだことのある人はほぼいません。そこで、劇作家が書くわかりやすい文章と、親しみやすいキャラクタ...もっと読む

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