わかる日本書紀

崇峻天皇「嫌いな奴斬りたい」馬子大臣「こわっ!天皇暗殺しよ」【第32代最終章】

ややこしい日本書紀をわかりやすく紹介した書籍『わかる日本書紀』シリーズ第4巻から、日本の正史を学ぶ連載。今回は第32代、崇峻天皇の御代のお話(提供元:西日本出版社)。

法興寺(ほうこうじ)の建立(こんりゅう)。
任那再建のため、筑紫(つくし)に出陣

崇峻(すしゅん)元年、百済は多くの僧や仏舎利(ぶっしゃり)、技術者や学者を日本の朝廷に献上しました。ウマコ大臣は百済の僧を招き、ゼンシンニらを百済に派遣して学問をさせ、飛鳥に法興寺(ほうこうじ)を造り始めました。

二年七月一日、朝廷は使者を東山道、東海道、北陸道※1に遣わして、境界を視察させました。

三年三月、ゼンシンニらが百済から日本に帰国し、桜井寺※2に住みました。

十月、朝廷は法興寺建立のため、木材を伐り出させました。
この年、髪をおろして仏門に入った者が多数ありました。

四年四月、敏達(びたつ)天皇を磯長陵(しながのみささぎ)※3に葬りました。

八月一日、崇峻天皇は臣下たちに、任那を再建したいと思うが、どう思うかと問いました。それに対して臣下たちは答えました。
「任那の官家を再建すべきとのお考えに、全員同意いたします」

十一月四日、朝廷は紀(きの)オマロ宿禰(のすくね)らを大将軍に据え、二万余人の部隊を率いて筑紫に出陣させました。そのうえで、使者を新羅、任那に遣わし、任那の復建のことについて問いただしました。

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わかる日本書紀

村田右富実 /つだゆみ /村上ナッツ

『日本書紀』は神代から第41代持統天皇の時代までを扱った日本最古の歴史書です。しかし本文は漢文、全30巻と長く読解は難しいため、正史ながら読んだことのある人はほぼいません。そこで、劇作家が書くわかりやすい文章と、親しみやすいキャラクタ...もっと読む

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