洗った食器を置いておく水切りカゴ
「食器を洗う時の水切りカゴはなにを使っているんですか?」とよく聞かれます。水切りカゴは洗った食器を一時的に置き、水気を切る道具。プラスチックやシリコン製もありますが、一般的なのは金属のワイヤー製です。
水場で使う道具なので清潔さを保ちやすい金属製がベターではありますが、サイズや形など選択肢は様々。というのも台所の広さは一つ一つ違うので、万人にベストな商品は存在しないのです。
僕は……と言えば、水切りカゴは使っていません。料理を進めるにはスペースが重要です。
プロの現場で活躍するのは水切り「マット」
料理は基本的に『流し台→作業台→加熱台→配膳』という流れで行われます。そのために作業台スペースを最大限に確保するのが重要で、狭いキッチンの場合は流し台の上に板などを置いて作業台にするか、別にスペースをつくるなどの工夫が必要です(僕も狭いキッチンの部屋に住んでいたときはそうしていました)。この作業台スペースを最大限に確保するために水切りカゴが邪魔になるのです。
そもそもレストランのキッチンには水切りカゴはありません。食洗機で洗うじゃないか、と思うかもしれませんが、食器のなかには繊細なグラスや漆器など食洗機にかけられないものもありますし、料理中のフライパンや鍋などは当然、手で洗います。そういった時に活躍するのが「セルローズ吸水マット」のような水切りマットです。
洗った鍋やボウルなどを一時的に置けば、水を吸ってくれます。使い終わったら乾きやすいところに干しておくだけ。そもそも水切りカゴは一時的に食器を置いておく場所で、洗い終わったらなるべく早く拭いて片付けるのが原則です。
おすすめは、使い終わったら片付けられる製品
昔は僕も前述の水切りマットを使っていましたが、今使っている商品はこちらです。