ソクラテス「自分が憎まれているということは、わかっていた」

歴史に名を残す人物たちも、実は「愚痴」をこぼしながら生きていた! 渋沢栄一から夏目漱石、豊臣秀吉にナイチンゲールまで、人生の苦境で言わずにおれなかった愚痴150篇。女性への未練、お金の無心や仕事の焦り、家族への恨みなど現代人と変わらない不平不満です。読めばなぜか勇気がわいてくる、愚痴ノンフィクション! 10月21日発売の近刊『人間愚痴大全』より特別公開します。(提供元:小学館集英社プロダクション)

60代、人間関係にまつわる愚痴

ソクラテス(哲学者)

前470年?-前399年。古代ギリシャの哲学者。アテネ生まれ。問答法によって相手に無知を自覚させようとした哲学者。著書はなく、彼の思想や言行は、弟子プラトンやクセノフォンの残したものを通して伝わっているのみである。

誰からも理解されることのない天才の苦悩

紀元前4〜5世紀の古代ギリシャの哲学者として有名なソクラテス。弟子の一人には、プラトンがいる。彼らが活躍していたのは、日本が縄文時代から弥生時代へと移り変わろうとしていた時期である。

多くの市民や哲学者から尊敬を集めていたはずの彼は、ある時、

自分が憎まれているということは、わかっていた

と語っている。どうして彼ほどの人物が「憎まれて」いたのだろうか?

その理由の一つには、彼の思想の伝え方にあったともされる。彼は著書などは残さず、街に出て青年たちなどを相手に質問を中心とした会話をすることで、その哲学を説こうとした。たとえば、

「善とは何か」

「勇気とは何か」

といった根本的な問いかけを行う。やがて、答えに窮した人々に「無知を自覚させる(無知の知)」というのが、彼のやり方である。

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なぜか、勇気が出てくる。不平不満の150篇。

人間愚痴大全

福田 智弘
小学館集英社プロダクション
2021-10-21

この連載について

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なぜか勇気が出てくる 人間愚痴大全

福田智弘

「今日も飯はうまくない」「アルコールでごまかすより外なかった」 天才と呼ばれる作家に芸術家、世界を変えた政治家に勇猛な武将まで、歴史に名を残す人物たちも、実は「愚痴」をこぼしながら生きていた! 渋沢栄一から夏目漱石、豊臣秀吉に...もっと読む

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コメント

WtmFc ソクラテスさん 論破王だから😢💦 https://t.co/fWjgYS3A8u 2ヶ月前 replyretweetfavorite

sabochin まあ…それは確かに…となった 2ヶ月前 replyretweetfavorite