30代、恋愛にまつわる愚痴
リンカーン(政治家)
1809年-1865年。アメリカ合衆国第16代大統領。大統領当選直後、アメリカ最大の内戦、南北戦争が勃発。リンカーンは「奴隷解放宣言」を出して国内外の支持を集め事態を収めたが、その直後、凶弾に倒れた。
「最も偉大な大統領」の陰に厳しい妻あり
2018年に行われた調査で、アメリカの政治学者が「最も偉大な大統領」に選んだのが、エイブラハム・リンカーンだった。農民の子として馬小屋で生まれながら、のちに大統領となり、アメリカ最大の内戦、南北戦争を収束させた政治家で
「人民の、人民による、人民のための政治」
の言葉は、特に有名だ。
一方、その妻、メアリーは、気性が激しく、しばしば「悪妻」の代表のようにいわれている。すぐにヒステリーを起こし、リンカーンを箒で殴りつけたり、コーヒーを浴びせかけたりしたという。
そんな彼女の性格を見抜いていたのか、リンカーンは一度婚約を破棄している。その後、再会した二人は、正式に結婚式を挙げることになったのだが、気が進まないのか、準備中にためらうような仕草をしていたリンカーンに、友人は
「どこへ行くんだ?」
と尋ねた。すると、彼は
「たぶん、地獄だ」
と、愚痴をいったという。