18. 合コン前に読みたい本(女性向け)
『風と共に去りぬ』
マーガレット・ミッチェル ( 1 ~ 5 、大久保康雄・竹内道之助訳、新潮文庫、一九七七年)
効く一言
「死と税金と出産! こればかりは都合のいいときなんて絶対にないんだわ!」
むかし友達と「飲み会や合コンその他で、もっともよい殿方に出会う方法とはいかなるものか」ということについて議論したんですよ。我ながら話題が俗っぽくて苦笑してしまいますが。ここで恥をしのんで、その会話を覚えている限り一部書き起こしてみますね。
「でもたいていさ、いい人に出会うぞ~とがっついてるときって、いい人に出会えないよね?」
「あーちょっと分かる。ぼんやり行ったときのほうがうまくいきそう」
「なんでやろねー、やっぱりがっついてると相手が引くんかな」
「それもあるやろけど、こっちに余裕あるときのほうがぼんやり相手に好意持てるから、ハズレでもいい! とはなりにくいっていうか」
「たしかに~。余裕ないと相手に過剰に期待しすぎて、結局いいように見積もりすぎたり、わるいように見えすぎたりする」
「それな。同じ相手が来ても、余裕によってこっちの対応がちがうよ」
女子会とはこのような会話の集積を指すわけですが、今日ふとこの話を思い出しまして、そして結論を出しました。
世の女子たちに合コン前夜に読んでほしい本!
それは、『風と共に去りぬ』なのだ ……と!
『風と共に去りぬ』といえばヴィヴィアン・リー主演の映画が有名なんですが、小説もま~~~名作なんですよ。大好き。あまりに面白くて全五巻一気に一晩で読んだんですけど。