冬の甘みを堪能する新しい常夜鍋「とろみ鍋」

甘みたっぷりの冬の野菜「ちぢみほうれん草」を使った鍋といえば「常夜鍋」。今回の馬田草織さんのレシピは、そんな常夜鍋の夜明けが見える一品。馬田さん自慢の「とろみ鍋」、ぜひお試しください!

cakes読者のみなさま、こんにちは。

底冷えするほど寒いからこそ、おいしくなる冬野菜。「うー、寒っ」と呟きながらじっと耐えたかのようなくしゅくしゅの葉は、寒さを甘みと厚みに変えて貫禄十分。風貌に頼りがいすら感じます。そんなちぢみほうれん草を堪能したい日に、我が家で作るのが「とろみ鍋」。特に寒い日は、待ってましたとばかりに鍋を出します。

一緒に煮る豚肉に塩と片栗粉をまぶし、昆布だしに日本酒をたっぷり加えた出汁で煮ます。すると出汁に片栗粉がほどよく溶けて、全体にとろみがつく。このまろやかな出汁の口当たりが、なんともやさしいクッションのようです。しかも、粉をまとった肉は、口当たりがつるんとして柔らかい。日本酒をたっぷり、というのも大事なポイント。日本酒はうま味成分たっぷりで肉や野菜の臭みも消してくれるから、鍋の出汁に入れない手はないのです。

ほうれん草と豚肉の組み合わせは常夜鍋と呼ばれますが、我が家は肉にとろみをつけるようになってから、とろみ鍋と呼んでいます。出汁ごと楽しむ鍋なので、ポン酢は要りません。各自の器に出汁を注いで好みで塩を足したり、あるいは柚子胡椒を溶かしたりして味を調え、汁ごといただきます。黒こしょうをたっぷり挽くのもあり。そしてこの鍋には、シュワっと微発泡で爽やかなポルトガルのヴィーニョ・ヴェルデの白を。このワインの軽やかさや爽やかさが、鍋によく合います。最近日本でカジュアルな「猫缶」がデビューしたので、ご紹介します。

では、パパッと作っていきましょう。

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「とろみ鍋」

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ポルトガル食堂

馬田草織

ポルトガルや南蛮絡みのエピソードが大好きな編集者・ライターの馬田草織さんが、仕事現場や旅先、日常で気になった食のサムシングと、それにちなむおつまみ&ぴったりなお酒を月替わりでご紹介していく、家飲みも外飲みも楽しむ人へ捧げる至福のほろ酔...もっと読む

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コメント

yui_shim2 春だなぁって言いながら、まだ鍋。馬田草織さん @saoribada のとろみ鍋。とろーん、つるん、と舌がうれしい。まだまだ、あつあつ鍋に冷え冷えワインがうまい夜は続きそう。 https://t.co/hEKp6jGMRu https://t.co/riZSey0CVG 3ヶ月前 replyretweetfavorite

sabochin 因みにこの間の常夜鍋はこれ 3ヶ月前 replyretweetfavorite

kaorun6 先日紹介した馬田さんの常夜鍋、やってみました。片栗粉のとろみであったまる‥肉柔らかい‥ほうれんそう甘い‥うどんちゅるちゅる‥酒進みすぎる! https://t.co/6MlLnpHXlH #コピ飯 https://t.co/BLtzO9o6qK 3ヶ月前 replyretweetfavorite

ayako445 仕事がどうやっても片付かず自己嫌悪と絶望感で打ちのめされていたけど、美味しいもの作って食べてやや復活。何も解決してないままだが自分の心身の健康が何より大事、あとは知らん https://t.co/AenYmPiEx8 3ヶ月前 replyretweetfavorite