わかる日本書紀

次期天皇は誰だ?!ウマコの推しとモリヤの推し【第32代①】

ややこしい日本書紀をわかりやすく紹介した書籍『わかる日本書紀』シリーズ第4巻から、日本の正史を学ぶ連載。今回は第32代、崇峻天皇が皇位を継承する前のお話(提供元:西日本出版社)。

アナホベ皇子の死

ハツセベ(泊瀬部天皇=第三十二代崇峻※すしゅん天皇)は欽明天皇の第十二子で、母はオアネノキミ(小姉君)です。

用明二年四月、用明天皇が亡くなりました。
しかし、次の天皇はまだ決まっていませんでした。

五月、モリヤ大連の軍勢が、三度も気勢を上げて世を驚かせました。モリヤ大連は、以前から他の皇子たちをしりぞけて、アナホベ皇子を次の天皇にしたいと思っていました。
それで密かにアナホベ皇子のもとに使いを遣って、
「皇子と一緒に、淡路で狩りをしとうございます」
と伝えさせました。しかし、その陰謀は漏れてしまいました。

六月七日、ウマコ大臣はカシキヤヒメ皇后を支持し、アナホベ皇子らを討ち殺そうと決心していました。
そこで、軍兵を差し向け、アナホベ皇子の住む宮殿を包囲させました。

アナホベ皇子は楼を登ってきた衛士に肩を斬られると、楼から落ちて隣家へ走り入りました。

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わかる日本書紀

村田右富実 /つだゆみ /村上ナッツ

『日本書紀』は神代から第41代持統天皇の時代までを扱った日本最古の歴史書です。しかし本文は漢文、全30巻と長く読解は難しいため、正史ながら読んだことのある人はほぼいません。そこで、劇作家が書くわかりやすい文章と、親しみやすいキャラクタ...もっと読む

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