過去をいったん置き去りにして、未来に向けて今を積み上げる

cakesで連載してきた「サクちゃん蘭ちゃんのそもそも交換日記」は今回が最終回。最後にサクちゃんが、蘭ちゃんからの「この交換日記を通して何か変化はありましたか?」という質問に答えます。似ているようでぜんぜん違ったふたり。「ちがう」というのは、否定ではない、とサクちゃんは綴ります。

蘭ちゃんへ

こんにちは!

すっかり年末です。ただ、今年はなぜかあまり年末感がないなあと思います。コロナの感染者が減ったことにより、11月のはじめあたりから世間がグッと動き出し、その勢いがあるままだからかもしれません。

思えば、昨年の3月に始まったこの日記は、ほぼ「コロナ禍の日記」になりました。改めて、世界的なパンデミックを経験したんだな、激動の中をよくがんばったなと思います。おつかれさまでした!

*ー*ー*

さて、この交換日記、cakesでの連載は今回で最終回になります。

「サクちゃんは、この交換日記を通して何か変化はありましたか?」と質問してくれたので、考えてみました。

この日記は2週間に一度、交互に書いていました。その時の気持ちや出来事を書くというよりも、ゆるやかにずっと繋がっているテーマについて書いているので、直接その日の記録をしているわけではありません。でも、その時のコンディションによって書けるときと書けないときがありました。この交換日記のリズムにのることで、自分のコンディションを確認することができたのですね。

それから、コンディションだけではなく、自分の意識がどこにあるかも確認できたような気がします。

雑談のお仕事をしていて、人に向き合って人の話を聞く姿勢が定着すると、自分の考えを話すターンがやってきたときに、出て来にくくなります。それは悪いことではなく、むしろ、自分の内側にばかり目を向けてしまうのをやめたくて、自分から意識を剥がしたくてやっているとも言えるので、わたしにとってはいいことです。

この日記を始めた頃は、何を書くかとかどう書くかに迷うことはあっても、書くことがないということはほとんどありませんでした。変化があったとしたらそこです。

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サクちゃん蘭ちゃんのそもそも交換日記

土門蘭 /桜林直子

東京でクッキー屋さんをしている「桜林直子(サクちゃん)」と、京都で小説家として文章を書く「土門蘭(蘭ちゃん)」は、生活も仕事も違うふたりの女性。この連載は、そんなふたりの交換日記です。ふたりが気が合うのは、彼女たちに世界の「そもそも」...もっと読む

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yorusube そもそも交換日記、サクちゃんのターン。 そしてcakesでの最終回です。 “「わたしとあなたはちがうね」というのは、自分も相手も同じ重さで尊重するということです。ここで、散々それができてうれしかったです” https://t.co/Y1Sz6LEDxj 19日前 replyretweetfavorite