aiko好き編集者、結婚を語る。

2021年も「ワダアキ考」をご愛読いただきありがとうございました。今年最後の記事は、2年ぶりに登場のaiko好き担当編集者との対話です。連載400回の節目にも重なり、編集者が出しゃばることに恐縮至極ですが、aikoさんのご結婚という慶賀の至りにつきご容赦ください。皆様も良いお年をお迎えください。

「ワーク・アイコ・ライフ・バランス」の現在

2014年春から始まったこの連載も、今回で400回を迎えた。ずっと担当してくれている編集者は過度のaiko好きで、これまで本連載で5度ほどaiko愛について聞く機会を設けてきた。「ワーク・アイコ・ライフ・バランス」という新しい概念を提唱し、編集者自身の結婚や育児にaiko愛を混ぜ込むという身勝手な振る舞いを見せてきたのだが、周知の通り、aikoが結婚を発表した。彼は今、何を思うのだろう。正直、そこまで興味はないのだが、Zoomでの取材を敢行した。PC画面に編集者の姿が映った瞬間から「今日は語らせてもらいます」という異様な圧を感じ、画面を閉じたくなる衝動に何度もかられながら、疲弊を隠しつつ、話を受け止めた。

「当然ですが、何度も目が合いました」

編集者「まず状況を説明します。僕はaikoが結婚発表した前日、東京ガーデンシアターで行われたツアーファイナル2デイズの初日に行き、これまで観てきた中でも、最も近い4列目でライブを観ることができました。数え切れないほどのライブに行ってきて、豆粒のように見てきたaikoが、人間の肉感というのか、実体として存在していた。当然ですが、何度も目が合いました。これまで一方的に観てきたのに、向こうからの視線がありました。ああ、これで2021年が終わる、ゆりかもめに揺られながら、現実に戻っていきました」
武田「現実とはなんでしょう」
編集者「家に帰れば、子どもがいます。実は去年、3人目の子どもが生まれたばかりでして、夜は家事に育児にたくさんやることがあるのですが、この日は妻にお願いしていた。大変だけど幸せな日常に戻っていったのです」

「その言い方、とても気持ち悪いです」
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武田砂鉄責任編集。多量記事で多角的に、「TBSラジオ」を物語る。

この連載について

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ワダアキ考 〜テレビの中のわだかまり〜

武田砂鉄

365日四六時中休むことなく流れ続けているテレビ。あまりにも日常に入り込みすぎて、さも当たり前のようになってしったテレビの世界。でも、ふとした瞬間に感じる違和感、「これって本当に当たり前なんだっけ?」。その違和感を問いただすのが今回ス...もっと読む

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コメント

matomotei 勇気という名の狂気をもらった! / 他9件のコメント https://t.co/QrycRVzDJH 5ヶ月前 replyretweetfavorite

sayokou |武田砂鉄 @takedasatetsu |ワダアキ考 〜テレビの中のわだかまり〜 めっちゃ面白かった👏 編集さん、これからも良きワーク・アイコ・バランスを! https://t.co/ejBOedblZG 5ヶ月前 replyretweetfavorite

blossom77 Aikoに届け!って思う。 5ヶ月前 replyretweetfavorite

UNEXT_publish お決まりの、と枕詞をおいてもいい、武田砂鉄さんの連載「ワダアキ考」の名物シリーズが、今年もすごくおもしろいです。 https://t.co/BCmHaWTFtv 5ヶ月前 replyretweetfavorite