エドガー・ポー「神さま、どうかこの憐れな魂を、お救いください」

歴史に名を残す人物たちも、実は「愚痴」をこぼしながら生きていた! 渋沢栄一から夏目漱石、豊臣秀吉にナイチンゲールまで、人生の苦境で言わずにおれなかった愚痴150篇。女性への未練、お金の無心や仕事の焦り、家族への恨みなど現代人と変わらない不平不満です。読めばなぜか勇気がわいてくる、愚痴ノンフィクション! 10月21日発売の新著『人間愚痴大全』より特別公開します。(提供元:小学館集英社プロダクション)

40代、お金にまつわる愚痴

エドガー・アラン・ポー(小説家)


1809年-1849年。アメリカの詩人、小説家、批評家。幻想的、怪奇的な短編小説を残し、「推理小説の祖」ともいわれる。代表作に『モルグ街の殺人』『黒猫』『アッシャー家の没落』『黄金虫』『ウィリアム・ウィルソン』などがある。

推理小説家ポーの過酷な人生

世界初の推理小説といわれる『モルグ街の殺人』、暗号解読の面白さを備えた『黄金虫』など数々の傑作小説を生み出したエドガー・アラン・ポー。彼は実生活においても、作品世界の登場人物のように波乱万丈で数奇な運命をたどっていた。

ポーの両親は、若い旅役者だったが、ポーが誕生して間もなく、父親が失踪してしまう。その後、2歳の時に母も亡くなっているので、ポーは両親の顔もろくに知らないことになる。

やがて、ポーは兄弟と別れ、商人であったアラン家の養子となる。しかし、養父とは徐々に折り合いが悪くなった。

なんとかヴァージニア大学に入学できたものの、彼はその時、賭博にはまり、借金をつくってしまう


険悪な関係でもあった養父が借金を肩代わりしてくれるはずもなく、大学は退学となる。この辺りから、彼の生活は貧困と酒にまみれた、乱れたものとなっていく

一時、陸軍に入隊し、その後士官学校にも入ったが、養父からの送金が途絶え、彼も軍務を怠ったために、再び退学となった。22歳の時である。

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なぜか、勇気が出てくる。不平不満の150篇。

人間愚痴大全

福田 智弘
小学館集英社プロダクション
2021-10-21

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なぜか勇気が出てくる 人間愚痴大全

福田智弘

「今日も飯はうまくない」「アルコールでごまかすより外なかった」 天才と呼ばれる作家に芸術家、世界を変えた政治家に勇猛な武将まで、歴史に名を残す人物たちも、実は「愚痴」をこぼしながら生きていた! 渋沢栄一から夏目漱石、豊臣秀吉に...もっと読む

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