外国で働くには【第1回】仕事が嫌ならやめちゃえば?

海外居住経験、職業経験をもとに、舌鋒鋭いツイートを飛ばしまくっているネット界のご意見番・May_Romaさん。ときに厳しい言葉遣いになりながらも彼女が語るのは、狭い日本にとじこもっているひとびとに対する応援エールばかり。日本でしか生きられないと思っているあなたの常識を、May_Romaさんが打ち破る痛快コラムがスタートします。

May_Romaと申します。Twitterでは毎日「アナル」とか「師ね」と書きなぐっているので「Twitter界の電波ババア」という素敵なお名前を頂戴しております。

私はイギリスにおりますので、「意識の高いあたしもグローバル人材になってノマドワークな国際派!」という皆さんからは、毎日のように「イギリスに米はありますか?」「イギリスは雨ですか?」「温水式便器はありますか?」というツイートをいただいております。

まるでキャンプ場のトイレに湧く蛾のようです。

米があるかどうかレスするのは面倒なので、「腐ったアナル」「自家発電して寝てろ」など書いて、蛾を減らそうとしておりますが、書けば書くほど「その方面の方」からのレスが増えて収拾がつかなくなるという変態の無限ループにはまっております。

蛾のように湧くツイートの中で最近多いのが「仕事が嫌でしょうがないから師にたい」「会社で便所飯だからどうしたらいいですか」という『仕事やめてえ系』のものであります。

答えは簡単です。

辞めちまえばいいんです。

人生は短いんですよ。社畜が嫌だ、上司が嫌いだといいながら、居酒屋で愚痴を言って、電車でエロ漫画読んで、気がついたらあっという間に老人になっている。本当はやりたかったことがあった、と嘆いても遅いんです。

その頃には気力は衰え、体が動かなくなっている。

私の父は激務とストレスのために倒れて脳挫傷を負い、数年前から痴呆症のためにデイケアセンターに通っています。父は仕事中に倒れて脳挫傷をおい、その後遺症と、脳梗塞の後遺症で、要介護5の痴呆症です。家族だけでの介護は無理だから、入浴やリハビリテーションのために、デイケアセンターに通っています。このようなデイケアセンターや、老人ホームに行くと、父のように痴呆症のあるお年寄りや、身体障害のあるお年寄りにあいます。死にかけている人もいます。

そういうお年寄りが言うことは「あんなに仕事しなければ良かった」「本当はこれがやりたかった」「あなたみたいに一度でいいから外国に住んでみたかった」です。重い痴呆症であっても、皆さん昔のことは良く覚えているし、後悔していること、自分がとても気にしていることは、良くわかっているのです。

嫌なことを優先して、本当にやりたいことを後回しにして、気がついたらできなくなってしまっている人が、本当に沢山いるのです。

突然事故や病気になることだってある。私は弟と父が脳挫傷で死にかけました。だから病院の救急救命センターに何度も足を運びました。あそこに行くとね、死にかけている人、頭が半分なくなった人、叫んでいる人、足がない人、肺がつぶれた人なんかが大勢いるんです。

みんなその前日までは元気だったり、会社で普通に仕事をしていたんです。

人生が有限だということがわかっていない人、上司の怒鳴り声を聞くことができるということが、どんなに恵まれたことかわからない人は、一度救急救命センターに行ってみるといいでしょう。

死というのはね、本当に近くにあるのです。家に爆弾が落ちてこないから、実感できないだけなんですよ。自分が倒れたことがないから、わからないだけなのです。体が動くからわからないだけなのです。ご飯を口で食べられるから、流動食しか食べられない辛さがわからないんです。

人生は有限です。時間は過ぎていきます。愚痴を言う暇はないのです。ネットで嫌がらせしている暇もないのです。同僚の悪口言っている暇もないのです。

だから、仕事が嫌なら、辞めればいいんです。

Photo: Big Ben and London bus / markhillary

ケイクス

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海外居住経験、職業経験をもとに、舌鋒鋭いツイートを飛ばしまくっているネット界のご意見番・May_Romaさん。ときに厳しい言葉遣いになりながらも彼女が語るのは、狭い日本にとじこもっているひとびとに対する応援エールばかり。日本でしか生き...もっと読む

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