好きな男性アナウンサーランキングを見て思う

今回の話題は、オリコンの「好きなアナウンサーランキング」。そこに書かれた選評コメントから、一体何が見えてくるのでしょうか?

投票者のコメントを読む

年末になると様々なランキングが発表されるが、毎年じっくりチェックしてしまうのが、オリコンの「好きなアナウンサーランキング」……ではなく、「そのランキングの各人の紹介欄にある、投票者によるコメント」である。このランキングは、1000名へのインターネット調査で行われるアンケート結果なので、そのアナウンサーに投じられたコメントは多種多様であるはず。その複数のコメントの中から、記事を作るオリコン側がどのようなコメントを選び取るのかに興味があるのだ。

1位は日テレ・藤井貴彦アナ

今年、男性アナウンサーランキングの1位になったのが日本テレビ・藤井貴彦。今年1位になれば5連覇で殿堂入りとなるはずだったフリーアナウンサーの羽鳥慎一を飛び越え、初の首位獲得となった。藤井に寄せられているコメントはこうだ。「日々勉強されているのを言葉を通して感じることが多い」「人柄が好き。最近のアナウンサーはタレントと化しているけど、藤井アナは変わらないでほしい」「国民に対しての、メッセージが非常に言葉の選び方伝え方が寄り添っていて心が温かくなった」。

このコロナ禍で、感染者数の増減や、迷走する政治判断を前に不安が膨らむ中、藤井が『news every.』で発した「命より大切な食事会、パーティはございません」「この数字(=新規感染者数)は2週間前の結果です。私たちは2週間後の未来は変えることができます」などの発言が注目された。藤井の著作『伝える準備』を読んでみると、自分の頭の中に浮上した言葉をそのまま吐き出すのではなく、改めて考えてから言葉にするように心がけているという。その例示として、雲のかかった富士山を「見えませんねえ」ではなく、「富士山が、恥ずかしがっています」と肯定形にしてみるのはどうかとある。いや、ちょっと、それはさすがに強引ではないかと思うのだが、これくらいの力技であってもポジティブに変換するほうが、「寄り添ってくれる」「心が温かくなる」になるのだろうか。

男性アナは「いい感じ」、女性アナは「美しい」
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365日四六時中休むことなく流れ続けているテレビ。あまりにも日常に入り込みすぎて、さも当たり前のようになってしったテレビの世界。でも、ふとした瞬間に感じる違和感、「これって本当に当たり前なんだっけ?」。その違和感を問いただすのが今回ス...もっと読む

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