わかる日本書紀

欽明天皇、崩御【第29代最終章】

ややこしい日本書紀をわかりやすく紹介した書籍『わかる日本書紀』シリーズ第4巻から、日本の正史を学ぶ連載。今回は第29代、欽明天皇の御代のお話(提供元:西日本出版社)。

欽明天皇亡くなる

欽明三十二年四月十五日、天皇は病気になりました。
そのときちょうど皇太子(後の敏達びだつ天皇)は外出していて天皇のそばにいませんでした。
それで駅馬を出して知らせ、寝室に呼びました。天皇は皇太子の手を取ってこう言いました。
「私の病は重い。後はお前に任せる。
お前は、新羅を討って任那を復建せよ。
我が国と任那との関係が、夫婦が仲直りするように以前のままに戻れば、今死んでも思い残すことはない」

この月、天皇はついに大殿で亡くなりました。
享年は不明です。

八月一日、新羅は未叱子(みしし)シショウ(失消)※1ら弔問の使者を派遣し、殯(もがり)に哀悼の礼を捧げました。

この月、シショウらが日本から新羅に帰国しました。

九月、欽明天皇を檜隈坂合陵(ひのくまのさかいのみささぎ)※2に葬りました。

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わかる日本書紀

村田右富実 /つだゆみ /村上ナッツ

『日本書紀』は神代から第41代持統天皇の時代までを扱った日本最古の歴史書です。しかし本文は漢文、全30巻と長く読解は難しいため、正史ながら読んだことのある人はほぼいません。そこで、劇作家が書くわかりやすい文章と、親しみやすいキャラクタ...もっと読む

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