日本史における天皇#7】昭和天皇の「終戦構想」

この連載では、週刊東洋経済に掲載された記事からcakes読者にお読みいただきたいテーマをピックアップしてお届けします。(提供元:東洋経済新報社)

※この記事の情報は、『週刊東洋経済』2019年9月9日発売当時のものです。

昭和天皇の「終戦構想」
戦争終結に向け周到に行動

国学院大学 准教授・柴田紳一

 昭和天皇は、いわゆる大東亜戦争について、早期終結を強く望んでいた。しかしその実現には困難が伴った。戦局の推移や外交上あるいは内政上のさまざまな条件が整わなければ、和平交渉につけないからである。

 昭和天皇の終戦構想は2つの段階に分かれる。①一般的希望段階(1942年~45年6月)と②具体的実行段階(45年7月~)である。

 ではなぜ一般的希望段階に長期間とどまったのかといえば、終戦の阻害要因が大別して4点存在したからである。

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