また働かなくてはならない」マーク・トウェイン

歴史に名を残す人物たちも、実は「愚痴」をこぼしながら生きていた! 渋沢栄一から夏目漱石、豊臣秀吉にナイチンゲールまで、人生の苦境で言わずにおれなかった愚痴150篇。女性への未練、お金の無心や仕事の焦り、家族への恨みなど現代人と変わらない不平不満です。読めばなぜか勇気がわいてくる、愚痴ノンフィクション! 10月21日発売の新著『人間愚痴大全』より特別公開します。(提供元:小学館集英社プロダクション)

50代、お金にまつわる愚痴

マーク・トウェイン(小説家)

1835年-1910年。フロリダ生まれ。本名、サミュエル・ラングホーン・クレメンズ。アメリカ・リアリズム文学を代表する作家と称される。『トム・ソーヤの冒険』や『ハックルベリ・フィンの冒険』は30~50以上の言語に翻訳されている。

人気作家から一転、多額の負債を抱える

アメリカの文豪ヘミングウェイが「すべてのアメリカの文学作品はそれに由来する」と評したのが、マーク・トウェインの『ハックルベリ・フィンの冒険』である。彼の作品には、独立宣言ののち、徐々に世界の大国へと移り変わりつつあった新大陸アメリカの夢と開拓者精神とが詰まっているといわれている。

1835年、彼が生まれた年は、70数年ぶりにハレー彗星が見られた年だ。まさに彗星のごとく文壇に登場するのを予言していたかのようである。

12歳の時に父を亡くした彼は、学校をやめ、印刷工場で働きはじめた

その翌年、アメリカはメキシコからカリフォルニアを獲得。その地で金鉱が発見され、ゴールドラッシュが起こっている。西部開拓が盛んとなる頃、トウェインは、青年へと変わろうとしていた。

22歳の年に、彼は長年の夢だったミシシッピ川蒸気船の水先案内人となる。その時、たくさんの人々と出会い、人間を観察する目を養ったという。

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なぜか、勇気が出てくる。不平不満の150篇。

人間愚痴大全

福田 智弘
小学館集英社プロダクション
2021-10-21

この連載について

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なぜか勇気が出てくる 人間愚痴大全

福田智弘

「今日も飯はうまくない」「アルコールでごまかすより外なかった」 天才と呼ばれる作家に芸術家、世界を変えた政治家に勇猛な武将まで、歴史に名を残す人物たちも、実は「愚痴」をこぼしながら生きていた! 渋沢栄一から夏目漱石、豊臣秀吉に...もっと読む

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