わかる日本書紀

敵将「命と女、どちらが大切か」ニヘ臣「命!!」【第29代⑯】

ややこしい日本書紀をわかりやすく紹介した書籍『わかる日本書紀』シリーズ第4巻から、日本の正史を学ぶ連載。今回は第29代、欽明天皇の御代のお話(提供元:西日本出版社)。

百済との連携を知られ、新羅に破れる①

欽明二十三年七月に、朝廷は大将軍(きの)オマロ(男麻呂)宿禰(のすくね)※1を韓半島に派遣しました。オマロ宿禰は軍を率いて哆唎(たり)※2から出発しました。
副将河辺(かわべの)ニヘ(瓊缶)※3は、新羅が任那を滅ぼした状況を問いただすため居曽山(こそむれ)※4から出発して任那に到着し、そこから薦集部(こもつめべの)トミ(登弭)首(のおびと)を百済に派遣して共同戦略を約束しました。

ところが、トミ首は途中で自分の妻の家に泊まり、封印した機密の手紙や弓矢を落としてしまいました。
それで、新羅は日本と百済の戦略の詳細を知り、突然大軍を動かし、わざと次々と敗れて降伏を願い出ました。
オマロ宿禰の軍は楽々と勝ち進んで百済の陣営に入りましたが、オマロ宿禰は軍中にこう命令しました。

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わかる日本書紀

村田右富実 /つだゆみ /村上ナッツ

『日本書紀』は神代から第41代持統天皇の時代までを扱った日本最古の歴史書です。しかし本文は漢文、全30巻と長く読解は難しいため、正史ながら読んだことのある人はほぼいません。そこで、劇作家が書くわかりやすい文章と、親しみやすいキャラクタ...もっと読む

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jimotonohon 今週更新されたcakes連載『わかる日本書紀』は敵に追い込まれた末に妻を売った男が出てきます。 https://t.co/L45rrtbMNJ 約1ヶ月前 replyretweetfavorite