世界史&宗教のツボ#10】[イスラム教]唯一神アッラーへの信仰を説く

この連載では、週刊東洋経済に掲載された記事からcakes読者にお読みいただきたいテーマをピックアップしてお届けします。(提供元:東洋経済新報社)

※この記事の情報は、『週刊東洋経済』2019年12月2日発売当時のものです。

 イスラム教の創始者はムハンマド。現在のサウジアラビア・メッカ周辺に生まれた。40歳前後の610年ごろ、唯一神アッラーの啓示を受け、預言者としてイスラム教の布教を始めた。

 当時のメッカは多神教信者が多く、ムハンマドとその信徒は迫害を受けた。そのため同じアラビア半島のメディナに移住。そこで信徒を増やした後、再びメッカに戻り、勢力を伸ばした。ムハンマドの存命中にイスラム教はアラビア半島全体に広がり、その死後、半島の外へも勢力を拡大していった。

 聖典はクルアーン(コーラン)。アラビア語で書かれ、その元来の意味は「朗唱されるもの」だ。目で文字を追って読むのではなく、声に出して唱えるべきものとされる。神からの啓示がそのまま記されており、翻訳は許されず、そのため翻訳版はあくまでも注釈書と見なされる。内容は多岐にわたり、旧約聖書の物語と重なるものもある。

この続きは有料会員の方のみ
読むことができます。
cakes会員の方はここからログイン

この連載について

初回を読む
経済はドラマチックだ」週刊東洋経済

週刊東洋経済

「経済はドラマチックだ。」 日々、あふれる経済ニュース。じっと眼をこらすと、そこには挑戦や成功、葛藤や挫折があります。私たちは人々が放つ熱を記事にし、お伝えしています。週刊東洋経済でしか読めないストーリーがあります。 この連載では、週...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

Tweetがありません