世界史&宗教のツボ#3】知らないと損する世界史の新常識・新解釈

この連載では、週刊東洋経済に掲載された記事からcakes読者にお読みいただきたいテーマをピックアップしてお届けします。(提供元:東洋経済新報社)

※この記事の情報は、『週刊東洋経済』2019年12月2日発売当時のものです。

 中学・高校の世界史教育は、世界史の大きな枠組みと流れを理解することを目的としている。このため出来事の詳細や時代背景、因果関係について学ぶことが少ない。また、世界史への理解が不十分なままに知識を得ようとして、小説や映画、あるいは世に流布する俗説を史実だと勘違いするケースがある。

 さらにもう1つ、歴史教育の内容が変わっているのに、古い知識のままということもある。中高年世代以上が学校で教わった内容が、今では否定されていることもある。ここでは歴史の「新しい常識」「新しい解釈」を紹介しよう。

「四大文明」という概念は否定されている

 エジプトのナイル川流域、メソポタミアのチグリス・ユーフラテス川流域、インドのインダス川流域、中国の黄河流域に成立した文明を「四大文明」と呼ぶ。4つの地域は気候が温暖で、大河の流域にあって農耕に適していたため、ほかの地域に先駆けて文明が起こり、その後の諸文明の祖となった ──。学校でそう教えられた方も多いはずだ。実際、1970~80年代に発行された教科書にはそうした記述がある。

 しかし、この四大文明という用語は今では否定されている。そもそも50年前においても、四大文明という用語自体が、日本、中国、朝鮮半島で通じる程度で、ほかの国ではほぼ通用しなかった。

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