検証!NHKの正体 #9】英BBCは本当にNHKのお手本になる?

この連載では、週刊東洋経済に掲載された記事からcakes読者にお読みいただきたいテーマをピックアップしてお届けします。(提供元:東洋経済新報社)

※この記事の情報は、『週刊東洋経済』2019年11月18日発売当時のものです。

本当にNHKのお手本になる?
英BBCの意外な実態とこれから

在英ジャーナリスト・小林恭子

世界の公共放送において、NHKと比較対照されるのが英BBCだ。「公共放送のお手本」といわれるBBCは、激変するメディア環境において、どんな取り組みをしているのか。まずはBBCの概要から見ていこう。

BBCは、1922年に民間企業として発足し、27年に公共企業体に生まれ変わった。当時は「市場競争に任せただけでは富の配分はうまくいかない」という考え方が政治家や知識層の間で共有され、郵便体制、漁業、水道、電力事業が公共企業体として次々と組織化されていた。

政府から独立した公共サービスとして、できるだけ多くの人に高水準の番組を届ける」。これがBBCの初代会長ジョン・リースによる経営の基本である。「視聴者に情報を与え、教育し、楽しませること」というミッションは、現在も変わっていない。

英国で最初にできた放送局がBBCであった意味は大きく、その後にできた主要な民放にも「放送業は公共サービスの1つである」という概念が根付いている。

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