最終回】すべての女性に幸あれ

小説家の森美樹さんが自分自身の経験を交えながら、性や恋愛について考える「アラフィフ作家の迷走生活」。最終回となる今回は、読者から寄せられたお悩みをもとに、自分なりの幸せについて考えていきます。

『アラフィフ作家の迷走生活』も最終回を迎えました。連載中、私のtwitterに様々な悩みがよせられましたが、とどのつまり、誰もが皆、幸せになりたいのですよね。ラストは、自分なりの幸せについて考えてみました。

森美樹さん、私の悩みを聞いてください。

私のパート先には、不倫をしている女性社員がいます。40代後半で子供もいて、結婚生活は円満のようですが、年下と年上、各一名ずつ彼氏がいるのです。私の主観で恐縮ですが、彼女は特にキレイでもなく、40代後半だし、言っちゃなんですがおばさんです。

彼氏ふたりのインスタを見せてもらいましたが(見せてくれとは言っていません)、そこそこイケメンで、彼女はかなりお金を使ってもらっているようです(インスタはデート風景で、彼女の手とか顔なしの上半身が映っていました。匂わせですよね)。

私は30代で独身で、彼女より外見的にキレイだと自負していますが(それなりにお金をかけています。自腹ですが)、彼氏はいませんし、デートする相手もいません。正社員にもなれません。

彼女を見るたびに悶々として、痛い目に合わせてやりたいと思うようになりました。なんとか彼女に制裁を加えられないものでしょうか。

隣の芝生は青く見える、とはよく言いますが、身近な人の幸せはとても良く見えるのでしょう。それが理論的に正しいかどうかは関係ないのですよね(ここでは不倫の善悪はいったんおいておきます)。

わかりますよ、傍にいる人がキラキラしていると、自分が影になったような気になりますよね。キラキラに対抗するにはギラギラとアクが強いくらい輝かねばなりません。しかし文面から察するに、この方は疲弊しているようなので、とりあえず一度冷静になってみましょう。

相談者さんの複雑な心理

冷静になってみると、悩みの矛先が不倫している40代後半の女性社員ではなく、ご自身に向いているのがわかります。この方は本来とても素直で頑張り屋な女性なのに、今は心が曇っていて、自分以外全部敵!みたいな感覚になっているのでしょう。

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アラフィフ作家の迷走生活

森美樹

小説家の森美樹さんは、取材や趣味の場で、性のプロフェッショナルや愛への探究心が強い方からさまざまな話を聞くのだそう。森さん自身も20代の頃から性的な縁に事欠かない人生でした。アラフィフの今、自分自身の経験を交えながら、女性の性や愛を追...もっと読む

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restart20141201 "今ここにいる私は、数多の選択でできています。正しいと信じた選択肢を、今ここにいる私が信じなくて誰が信じるのでしょうか。" |森美樹 @morimikixxx |アラフィフ作家の迷走生活 https://t.co/gU9T21Alg9 約1ヶ月前 replyretweetfavorite