日本人の食物に関しては、たいへん結構とは言いかねる」ペリー

歴史に名を残す人物たちも、実は「愚痴」をこぼしながら生きていた! 渋沢栄一から夏目漱石、豊臣秀吉にナイチンゲールまで、人生の苦境で言わずにおれなかった愚痴150篇。女性への未練、お金の無心や仕事の焦り、家族への恨みなど現代人と変わらない不平不満です。読めばなぜか勇気がわいてくる、愚痴ノンフィクション! 10月21日発売の新著『人間愚痴大全』より特別公開します。(提供元:小学館集英社プロダクション)

60代、不遇・人生にまつわる愚痴

ペリー(軍人)

1794 年-1858。アメリカ・メキシコ戦争などで活躍後、東インド艦隊司令長官となり、大統領の国書を持って日本に開国を迫るため、1853年、浦賀に来航。日米和親条約締結に成功した。 著書に『ペルリ提督日本遠征記』など。

初めて食べた日本食のリアクション

1853年、鎖国下にあった日本を開国させるため、4隻の黒船を率いてやって来た東インド艦隊司令官ペリー。当時、ペリーは既に59歳となっていて、かなりなベテラン軍人ではあったが、その高圧的な姿勢が幕府を驚かせ、見事、日本を開国に導いた功績は大きい。

そのペリーが、翌年、食事の接待を受けた際の言葉が残っている。

日本人の食物に関しては、たいへん結構とは言いかねる。見た目の美しさや豪華さにどんなに贅をこらそうとも、日本の厨房はろくなものを生み出していないと言わざるをえない」

と、かなり手厳しい。

いったいどんなまずい料理を出したのかと思い、当時のメニューを見てみると、「花子巻鯛の吸い物」「ヒラメ、鯛小川巻などの刺身」「豚煮」「鴨、タケノコなどの入った椀」「車海老、目打白魚などの入った丼」……などなど。いかにもおいしそうなメニューが、ここには書ききれないほど並んでいるのだ。

しかも、辛口のペリーをして「見た目の美しさや豪華さにどんなに贅をこらそうとも」といわしめるだけの美しい器に、きれいな盛り付けがしてあったのだろう。最高級の日本料理だとわかる。

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福田 智弘
小学館集英社プロダクション
2021-10-21

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コメント

Pizzae_a 大味が好きな方々には、繊細な和食は口に合わなかったでしょうね。 3ヶ月前 replyretweetfavorite

sabochin うるせえなって思うけどまあ過去日本人も海外言って同じようなこと書き残してたりするのかな… 3ヶ月前 replyretweetfavorite

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