わかる日本書紀

日本に仏教が入ってきた!しかし疫病が流行し…?【第29代⑩】

ややこしい日本書紀をわかりやすく紹介した書籍『わかる日本書紀』シリーズ第4巻から、日本の正史を学ぶ連載。今回は第29代、欽明天皇の御代のお話。

仏教公伝(こうでん)①

欽明十三年十月、百済の聖明王(せいめいおう)は日本に使者を派遣して、釈迦仏(しゃかぶつ)の金銅像※1一軀(く)と幡蓋(ばんがい)※2、経論(きょうろん)を献上し、それに添えた手紙で仏法を広め拝むありがたさをこのように力説しました。

「仏法は諸法のうちで最もすぐれた教えで、解(さと)り難く入り難く、周公や孔子※3でさえなかなか理解できないほどでしたが、人々に無限の幸福をもたらし、無上の菩提(ぼだい)※4に導くものです。
仏を拝めば、祈願することは思いのまま達成されます。
遠くは天竺(てんじく)※5から我が国のある三韓※6に至るまで、仏の教えに従い信仰して、尊敬しない国はありません。
そこで、百済王である私・メイ(明=聖明王)※7は謹んで日本に仏法をお伝えし、都の周辺に広めていただきたいと思います。
私は、仏の記した『我が法は東に伝わるであろう』という言葉をぜひ実現したいのです」

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わかる日本書紀

村田右富実 /つだゆみ /村上ナッツ

『日本書紀』は神代から第41代持統天皇の時代までを扱った日本最古の歴史書です。しかし本文は漢文、全30巻と長く読解は難しいため、正史ながら読んだことのある人はほぼいません。そこで、劇作家が書くわかりやすい文章と、親しみやすいキャラクタ...もっと読む

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