​緊急事態宣言が解除されてもお酒が提供できない飲食店

新型コロナウイルス対策として発令されていた緊急事態宣言が解除されました。しかし解除後も東京都は、感染対策をしていると都から認証された店以外は、酒類の提供をしないよう要請しています。東京都はまだ未認証のお店に、感染対策の点検をするよう呼びかけているそうですが……。

認証されないと酒類の提供ができない

いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。

10月1日、新型コロナウイルス対策で発令されていた緊急事態宣言が解除されました。ずっと休業していたbar bossaも、やっとお酒を出せるということで開店の準備をしていたのですが、営業を再開できないことがわかりました。

東京都は、都の認証を受けた飲食店については午後8時まで酒類の提供が可能としていて、都の認証を受けていない飲食店に対しては自粛を要請しているんです。ずっと営業を自粛していたbar bossaは、そもそも認証を受けていません。

東京都が、宣言解除後は認証している飲食店に限り酒類の提供を容認すると発表したのが9月27日の午後、スマホも持っていない僕がそれに気づいたのは28日になってからでした。29日の朝一番に都に電話をかけて、「都の認証を受けたいので、お店の点検をお願いします」と伝えました。

すると「点検にうかがえるのは、最速で2週間後」と言うんです。それだとしばらく営業が再開できません。担当の方に、「もう少し早く点検に来ていただけないでしょうか。こちらも営業できないと困りますので」と伝えたら、「私たちも、この『認証店だけがお酒を提供できる』ということを発表まで知らされてなかったんです。今すごくたくさんのお店から点検に来てくれって言われて、困っているところです」とのことでした。

僕としても、営業再開できないと困るので、「検査を早くしていただくとか、店内の写真だけ送って仮申請のような形でお酒を出してもいいとか、何か方法はないですか」と粘ったところ、「お困りなのはわかりました。こちらにも電話してみてください」と連絡先を教えられました。言われたところに電話をしても、「お困りですよね。わかります。上申しておきますので」しか言ってもらえませんでした。

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ワイングラスのむこう側

林伸次

東京・渋谷で16年、カウンターの向こうからバーに集う人たちの姿を見つめてきた、ワインバー「bar bossa(バールボッサ)」の店主・林伸次さん。バーを舞台に交差する人間模様。バーだから漏らしてしまう本音。ずっとカウンターに立ち続けて...もっと読む

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コメント

vice20002 https://t.co/rVR0MkJQaE 自民党は1ミクロンも変わっていないので焼け野原作戦も継続中。 13日前 replyretweetfavorite

Saisyoh 緊急事態も蔓延防止も解除されたのだから、店を営業したって罰則の根拠がない。東京都の営業自粛はただのたわごとだ。営業してしまえばいいのだ。死活問題だ。 https://t.co/Fus3lCZYOC 15日前 replyretweetfavorite

kurikurisurisu 一度離れた客は簡単に戻らないと理解してなお罰則のない時短要請に応じるのだから、協力金乞食やんな。補助金は死の接吻。 緊急事態宣言が解除されてもお酒が提供できない飲食店|林伸次 @bar_bossa | 17日前 replyretweetfavorite

shinjikuman うんうん。 行政には場当たり的な対応をやめてもらいたいと切に願います。 緊急事態宣言が解除されてもお酒が提供できない飲食店|林伸次 @bar_bossa | 17日前 replyretweetfavorite