​音楽ライターに聞いた、コロナ禍での音楽業界の現状

以前、渋谷の不動産屋さんにコロナ禍の街の現状について聞きましたが、今回は音楽ライターの兵庫慎司さんに、コロナ禍での音楽業界についてうかがいました。2000年代に入ってからCD売上が激減し、ライブやコンサートにシフトしていた音楽業界に、新型コロナウィルスはどのような変化をもたらしたのでしょうか?

ベテランミュージシャンも音楽フェスに出てくる理由

いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。

今回はまた趣向を変えて、フリーの音楽ライターの兵庫慎司さんに、日本の音楽業界のことと、新型コロナウィルスによる影響についてインタビューしました。

—ここ数年CDの売上が激減してから、レコード会社はどうしているんですか?

兵庫慎司(以下、兵庫) レコード会社の中に(芸能)事務所を作ったり、他から事務所を買ったり、ライブ制作の部署を作ったりして、マネージメント業を主軸にするようになりつつありますね。特にエイベックスが早かった。エイベックス・マネジメントとか、エイベックス・ライブ・クリエイティヴとかを作るのが。

—スポティファイなどの音楽ストリーミングサービスでの売り上げはどうなんですか?

兵庫 配信はもう世界レベルで、BTSみたいに何十億再生とかまでいかないと、なかなか商売にならないみたいですね。再生回数のチャートで上位になることは、みんな目指しているけど。

—うーん、これからレコード会社ってどうなるんでしょうか?

兵庫 マネージメント業になっていくしかないんじゃないですかね。だから新人をデビューさせる時に、レコード会社としてもマネージメントとしても同時に包括契約することが増えているし。

—アーティスト側の収入は、ライブとグッズ、放送に使われた音源使用料くらいになりますよね。

兵庫 使用料は、すごく使われない限り大したことない。ライブとグッズの収益が主みたいですね。

—最近はとにかくフェスに出るっていうアーティストが多い印象ですが、あれが収益になっているんでしょうか?

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東京・渋谷で16年、カウンターの向こうからバーに集う人たちの姿を見つめてきた、ワインバー「bar bossa(バールボッサ)」の店主・林伸次さん。バーを舞台に交差する人間模様。バーだから漏らしてしまう本音。ずっとカウンターに立ち続けて...もっと読む

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t_take_uchi 音楽ライターに聞いた、コロナ禍での音楽業界の現状|林伸次 @bar_bossa | 28日前 replyretweetfavorite

utsuwa 音楽ライターに聞いた、コロナ禍での音楽業界の現状 https://t.co/dbN5C2zm6G 兵庫慎司さん《いちばん心配なのが、コロナ禍前は熱心にライブに行っていた人たちが、ライブに行くという生活習慣自体がなくなってきている… https://t.co/Ej9er2qYjq 28日前 replyretweetfavorite

Hawkwindhawks 大人は配信で見る設備をそれなりに整えているから有料でも見るけど、若者はスマホだけだからな。金払ってまでスマホのライブ映像なんて見ないでしょ。 音楽ライターに聞いた、コロナ禍での音楽業界の現状 https://t.co/TPSOxmPeaM 28日前 replyretweetfavorite

a_kichi_k すごくわかりやすいインタビュー。 音楽ライターに聞いた、コロナ禍での音楽業界の現状|林伸次 | 28日前 replyretweetfavorite