​みんなが嫌いな「飲み会」を見直してみる

最近毛嫌いされている「飲み会」の問題。コロナ禍でお酒の提供もできなくなり、ますます飲み会離れが進んでいます。今回は新しい飲み会のあり方について、林伸次さんが考えます。

飲み会を無くすことで生じるコスト

いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。

哲学者の東浩紀さんが、ゲンロンカフェというスペースを運営されているのはご存じでしょうか。飲食もできるイベントスペースなのですが、いろんなゲストを呼んで講義をしてもらったり、対談、鼎談をしたりする空間になっています。

面白いのは、そのイベント後にもその場所で飲んだり食べたりできることなんですね。その、「食べたり飲んだりできる」というのが、東さん自身がやりたかったことだという話を、先日出演されていたYouTubeで見ました。

東さん本人は、そんなに積極的に「飲み会」って好きじゃないそうですが、飲み会を企画したり、参加したりする必要性をすごく感じているらしいんです。というのは、ある集団において、飲み会をしばらくやらないと、すぐに人間関係でトラブルが発生するそうなんですね。

そこで発生した人間関係のトラブルを、後からなんとか解決しようと、メールを送ったり、色々話を聞いたりする時間や手間を考えたら、たまに飲み会をやる方がコストが低いそうなんです。

それまでは東さんも、都内のいろんなスペースで「トークイベント」をやり、終わったあとに「じゃあ飲みに行きますか」って声をかけて、飲み会をしていました。それだと二度手間だし、飲み会にかかる経費のことを考えても、自分でイベントスペースを運営して、集まってくれた人にそのまま飲んだり食べたりしてもらった方が良いと考えて、ゲンロンカフェを始めたそうなんです。

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ワイングラスのむこう側

林伸次

東京・渋谷で16年、カウンターの向こうからバーに集う人たちの姿を見つめてきた、ワインバー「bar bossa(バールボッサ)」の店主・林伸次さん。バーを舞台に交差する人間模様。バーだから漏らしてしまう本音。ずっとカウンターに立ち続けて...もっと読む

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コメント

iwam_naoco 働き方も同じだなー。そして、またもオンラインチームビルディングの幹事となってしまう。 >飲み会自体を消してしまうのではなく、飲み会の悪いところを消しつつ、良かったところを活かす方法 約2ヶ月前 replyretweetfavorite

tabbata みんなが嫌いな「飲み会」を見直してみる|林伸次 @bar_bossa | 約2ヶ月前 replyretweetfavorite

upskch まさしくやりたいのがこのアイディア! みんなが嫌いな「飲み会」を見直してみる|林伸次 @bar_bossa | 約2ヶ月前 replyretweetfavorite

i_risho https://t.co/PULlCVjEFg 飲み会が嫌われるのはその集団の力関係がそのまま飲み会に反映されるからだろうなあ と思う 同期会とかならそれほど嫌がられないのでは? 約2ヶ月前 replyretweetfavorite