出張のおとも本は『千夜一夜物語』なんてどうですか?

この連載では、文芸オタクの三宅香帆さんがシチュエーションに合った本を独断と偏見をもって「処方」していきます。第七回は、出張のおともにオススメの本を紹介します。長い移動時間、スマホばっかり見ているとそれもまた疲れますよね。そんなときは読書で国も時代もひとっとびしてみては? 著書『副作用あります!? 人生おたすけ処方本』から特別収録。

07. 出張のおともに持って行きたい本

バートン版 千夜一夜物語 第1巻
( 大場正史訳、ちくま文庫、二〇〇三年)

効く一言
「明晩、お聞かせできるはずの話にくらべると、今晩の話など問題ではありませんわ。
ただ王さまさえわたしの命をお助けくださいますならね」

現実世界を忘れて、どっぷり浸りたい。そんなあなたに処方したい、『バートン版 千夜一夜物語』。

アラビアンナイト、というとご存知の方も多いでしょうか? シンドバッドの物語や、アリババの話、アラジンと魔法のランプの物語は、みんななんとなく知ってる物語たち。あれぜんぶ、実はササン朝ペルシャ、つまりアラビアのあたりで綴られた「千夜一夜物語」の一部なんですよ!

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この連載について

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副作用あります!? 人生おたすけ処方本

三宅香帆

「○○なとき」→こんな本を処方、という形式で書評していきます。 《効用一覧》 ディケンズ『荒涼館』→「まっとうに生きよう…」と仕事へのやる気が起きます。 司馬遼太郎『坂の上の雲』→おじさんおばさんであることを受け入れられます。 ...もっと読む

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