ひとめぼれの恋に落ちたら『構造と力』を手に取るべし

この連載では、文芸オタクの三宅香帆さんがシチュエーションに合った本を独断と偏見をもって「処方」していきます。第六回は、浅田彰さんの『構造と力』です。えっ、このゴリゴリのかったーい本(だけど名著)を、恋の麻薬でおかしくなっている時にオススメするのは何故……!? 著書『副作用あります!? 人生おたすけ処方本』から特別収録。

06. ひとめぼれしたときに読みたい本

構造と力 記号論を超えて
浅田彰 ( 勁草書房、一九八三年)

効く一言
人間を狂った生物とする考え方がある。実際、有機体が、確定的な生の方向=意味(サンス)に従って、プログラムされた
コースを歩んでいくとすれば、方向=意味(サンス)の過剰を自然史的アプリオリとする人間は、放っておけばどちらを向いて走り出すかわからない、大変厄介な存在である。

残念ながら、恋より楽しい学問は存在する。
って今ふと思ったんですけど、ほんとですかね。どうなんだろう。人によるとしか言いようがねえな。 でもねえ、今回「ひとめぼれしたときに読む本」なんでねえ。正直、きみがしているひとめぼれの恋よりも学問が面白い自信はない……。

でもでも! ひとめぼれするってことは、たぶんきみは今ガッツがある状態だ! と思う! ので、ガッツがあるときに読んでほしい本を処方するよ! 『構造と力』(浅田彰)って本だよ!

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この連載について

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副作用あります!? 人生おたすけ処方本

三宅香帆

「○○なとき」→こんな本を処方、という形式で書評していきます。 《効用一覧》 ディケンズ『荒涼館』→「まっとうに生きよう…」と仕事へのやる気が起きます。 司馬遼太郎『坂の上の雲』→おじさんおばさんであることを受け入れられます。 ...もっと読む

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コメント

nozommmmmy まさかの浅田彰!全然繋がりが見えないのが逆に気になります。 13日前 replyretweetfavorite