あるとないとで大違い! 段取りが格段によくなるバットの使いかた

段取りがいまひとつよくならず、料理を作るのに時間がかかってしまうという人はいないでしょうか? その原因、もしかしたらバットにあるのかもしれません。料理家の樋口直哉さんは、バットがあるとないとで作業効率はまるで違うといいます。どのようにバットを選び、使うのがよいのか、樋口さんが解説します。

最低限、台所に必要な道具は包丁、まな板、フライパン、小さな鍋といったところ。個人的にはここにバットを仲間入りさせて欲しいところです。バットとは食材を一時的に入れておくための容器。役割としては

切った材料を並べる
揚げ物の衣をつける
下味をつける

など多種多様。なにより、バットがあると切った食材を並べ、視覚的に把握することできる=段取りがつけやすくなります。つまり、料理が上手になるのです。「皿でも代用できる」という意見もありますが割れる問題があるので、やはり専用の道具があった方が便利。

買うべきはどういうバットか?

バットを選ぶポイントは材質とサイズ。材質についてはステンレス、アルミ、プラスチック、ホーローなどがあります。ステンレス製は業務用から家庭用まで一番、お馴染み。錆びにくく、丈夫で、一番オススメです。

プラスチック製は一番、安価で、レンジにかけられるというメリットがあります。しかし、熱に弱いのでオススメしません。ホーローは酸に強く、やわらかな印象がある見た目が長所。一方、衝撃に弱く、ヒビが入るとそこから錆びる、という問題があります。

アルミ製のバットは安価で軽い、という特徴がありますが、それ以上に「よく冷える」という長所があります。例えばアルミバットに食材を並べてから冷凍庫に入れると早く凍るので食材へのダメージが抑えられます。アルミバットの弱点は耐久性。アルミはやわらかい素材のため、使っているうちに底がたわみ、ガタガタしてきます。

料理の下準備に使うバットに求められるのは耐久性です。代用として皿を使うのが推奨できないのも、割れるリスクがあるから。また、バット代わりに食品についてきたトレーを使う人もいますが、トレーは食材からのドリップなどで食中毒菌が繁殖しやすく、衛生的ではないですし、熱にも弱いのでオススメはしません。

次にサイズですが、大、小、2種類があった方がいいでしょう。小さいサイズは切った食材を一時的に入れておくのに便利ですし、生姜焼きに下味をつける、という場合は大きいサイズが必要だからです。

以上のことから僕が今回オススメするのは

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樋口さん、どれがいちばんですか?

樋口直哉

包丁、まな板、鍋、フライパン、塩や醤油などの台所に欠かせない品々について、食の博識・樋口直哉さんがベストと思う一品を紹介します。なぜ、それがベストなのかという理由や選ぶときのポイントを解説するので、これを読めば迷わず納得してその品物を...もっと読む

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hummingbird905 いい記事 地味な道具の紹介記事 無印の、買ってみますฅʕ•̫͡•ʔฅ 5ヶ月前 replyretweetfavorite