このくそやろう」次女からメール!?子どもとはひとりの他者である

突然の離婚により、娘ふたりを育てることになった女装が趣味の小説家。「シングルファーザー」になってみると、彼にはこれまで想像もしなかったことが待ち受けていた……。本連載もいよいよ次回で最終回。最後の2回は、仙田さんが現時点での子育て観を語ります。

子どもとはひとりの他者である


仙田さんの長女が描いた絵。アニメ「CLANNAD」のキャラ「風子」。

2020年の4月から始めたこの連載では、ふたりの子どもたちの誕生から保育園時代までを中心に、最初は毎週、途中からは隔週で、子育てをしながら気づいたことや考えたことを書いてきた。
そして11月にはそれまでの連載に大幅な加筆修正を加えた原稿を、『ときどき女装するシングルパパが娘ふたりを育てながら考える家族、愛、性のことなど』(WAVE出版)として上梓した。

この春から下の子が小学校にあがって、子育てのなかでおそらく一番手のかかる時期が終わり、自分のために使える時間が少しずつ増えてきた。
子育てのフェーズが明らかに変わったので、子どもとの接し方や生活についてじっくり見直してみたいと思うようにもなってきた。
そこで、この連載は次回で終了することにして、今回から2回にわたって今の時点での私の子育て観をまとめてみたい。

連載を続けるうちに多くの方から感想をいただいた。
共感してもらえることも、予想もしなかった反論がくることもあった。
さまざまな感想に触れるうちに、ひとりでは考えの及ばなかったことを考える機会にたくさん恵まれた。

なかでも、親としてだけでなく小説家としてどきりとさせられたのは、ある敬愛する小説家の方からこんなご感想をいただいたとき。
—子どもたちの描写は生き生きとしていて他者として描かれているけど、女装に関するくだりは「物語」になってしまっていて、子どもの話ほどは面白くない。

大意を要約するとこんな内容だったが、私はとても衝撃を受けた。

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女装パパが「ママ」をしながら、家族と愛と性について考えてみた。

仙田学

突然の離婚により、娘ふたりを育てることになった女装趣味の小説家。「シングルファーザー」になってみると、彼にはこれまで想像もしなかったことが待ち受けていた。仕事と家事・育児に追われる日々、保育園や学校・ママ友との付き合い、尽きることのな...もっと読む

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