わかる日本書紀

己の非はしっかり認めるし現状把握にも長けてる聖明王【第29代③】

ややこしい日本書紀をわかりやすく紹介した書籍『わかる日本書紀』シリーズ第4巻から、日本の正史を学ぶ連載。今回は第29代、欽明天皇の御代のお話。

百済の聖明王(せいめいおう)、任那(みまな)復興の協議をする

欽明二年四月、任那の小さな国々(安羅※あら、加羅※から、卒麻※そちま、散半奚※さんはんげ、多羅※たら、子他※こた)の王や王子らと、任那の日本府※1キビ(吉備)※2とが百済に集まり、欽明天皇からの書簡を読んで任那復興について話し合いました。

百済の聖明王※3が、任那の国々の王たちに言いました。
「天皇の書簡には、任那を復興※4せよと書いてある。さて、どんな策略で任那を再建すればよいだろう。ここはひとつ、皆で忠誠を尽くし、天皇を安心させようではないか」
すると、任那の国々の王たちは答えました。
「これまでも、新羅にくり返し抗議しましたが、いっこうに返答がありません。任那の返還を求めても無駄でしょう。こうなったら、皆で使者を派遣し、天皇に新羅が任那を返還しそうにないと申し上げましょう。
もともと、任那の復興は百済王のご意向でもあるのですから、誰が反対いたしましょう。
ただ気がかりなのは、任那は新羅と国境を接しているので、卓淳(とくじゅ)、㖨己呑(とくことん)、加羅(から)※5などのように滅ぼされないかということです」

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わかる日本書紀

村田右富実 /つだゆみ /村上ナッツ

『日本書紀』は神代から第41代持統天皇の時代までを扱った日本最古の歴史書です。しかし本文は漢文、全30巻と長く読解は難しいため、正史ながら読んだことのある人はほぼいません。そこで、劇作家が書くわかりやすい文章と、親しみやすいキャラクタ...もっと読む

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jimotonohon cakes連載『わかる日本書紀』、今週は百済の聖明王のターンです。この先も出番は増えてきます! https://t.co/pG3FDEfuAs 20日前 replyretweetfavorite