わかる日本書紀

安閑天皇の平安な御代【第27代】

ややこしい日本書紀をわかりやすく紹介した書籍『わかる日本書紀』シリーズ第3巻から、日本の正史を学ぶ連載。今回は第27代、安閑天皇の御代のお話。

安閑(あんかん)天皇東国の訴えを裁くほど強権に

カナヒ(勾大兄広国押武金日天皇=第二十七代安閑天皇)は継体天皇の長子です。
器量の大きさは計り知れず、勇猛で寛大、君主の器がありました。
継体天皇は、安閑天皇に譲位した日に亡くなりました。

大倭国勾金橋(やまとのくにまがりのかなはし)※1に遷都し、仁賢(にんけん)天皇の皇女・カスガヤマダ(春日山田)皇女を皇后とし、他に三人の妃を立てました。
安閑天皇の御代に※2、関東から西の地域に、数多くの朝廷の直轄領・屯倉(みやけ)が設けられました。皇后や妃の名を付けた屯倉を残すために、勅使が派遣されて良い田を探しました。
謹んで多くの田を差し出す豪族もいました。
かと思うと、差し出すのが惜しくなって、労多く収獲が少ない田であると欺いて差し出さず、発覚して、土地や地位を奪われた者もいました。
贖罪(しょくざい)のために、少年の従者や、鍬を差し出す者もいました。

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わかる日本書紀

村田右富実 /つだゆみ /村上ナッツ

『日本書紀』は神代から第41代持統天皇の時代までを扱った日本最古の歴史書です。しかし本文は漢文、全30巻と長く読解は難しいため、正史ながら読んだことのある人はほぼいません。そこで、劇作家が書くわかりやすい文章と、親しみやすいキャラクタ...もっと読む

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jimotonohon cakesでの『わかる日本書紀』の連載、今週は第27代安閑天皇のお話です。 https://t.co/rvogcAWQBw 約2ヶ月前 replyretweetfavorite