お墓とお寺のイロハ#3】ほとんどの寺は儲かっていない

この連載では、週刊東洋経済に掲載された記事からcakes読者にお読みいただきたいテーマをピックアップしてお届けします。

※この記事の情報は、『週刊東洋経済』2019年8月5日発売当時のものです。

 文化庁によると、日本の寺の数は2018年末で7万6000を超えている。これは全国にあるコンビニの数よりも多い。

 だが、約7万6000あるうちの約2割近くが、経営難などによる不活動寺院といわれる。住職が専業ではなく、教員、自治体職員、農協職員、葬儀社社員、会社員と兼職して支えている寺があるし、1人がいくつかの零細寺院の僧侶を兼務して支えていることも多い。これらは全体の5~6割と推計されている。

 経営的に自立しているのは半分以下の3万程度だろう。「僧侶は儲かる」「寺は檀家からの寄進でぼろ儲け」という世評は一部の大規模寺院にのみ該当する話で、経営困難にある寺、貧困を余儀なくされている僧侶は少なくない。

 寺の収入源の最も大きなものは葬儀・法事の布施。300の檀家を持つとすると、収入と支出は以下のような感じとなるだろう。

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