予備校の使い分け

たかせみほさんは41歳の時に離婚。シングルマザーが小さなお子さん2人を育てるのは非常に大変ななか、小学6年生と4年生の息子は順調に成長、共に東京大学理科Ⅰ類に現役合格を果たしました。この連載では、『シングルマザーで息子2人を東大理Ⅰに 頭がよくなる「ルーティン」子育て』から、たかせさんが、母親、シングルマザーとして、どのように考え、行動し、生活や受験勉強のサポートを行ってきたのかを紹介していきます。

第7章 大学受験対策

【受験準備】 受験予備校は複数使いこなし、それぞれの特性を最大限利用する

私は女子大卒で、家族や親戚に東大を出た人もいません。大学受験の勉強内容もわからず、受験情報にもまったく詳しくない親の私が頼りなかったせいもあるのでしょう。長男も次男も、自分から予備校通いを希望してきました。
必須科目と苦手科目で高得点をとるために、予備校に通塾するか東進ハイスクールの動画授業を受けたいと相談されたのです。東進ハイスクールは、校舎にある自習室だけでなく、自宅でもパソコンがあれば動画授業を受けられるため、移動時間の節約になります。そこで、我が家の予算で可能な選択肢をいくつか与えて、取捨選択させました。

その結果、長男は高1の夏から神奈川県の武蔵小杉にある一会塾で英語と数学を、高校2年1月から東進ハイスクールで化学を受講して、高3の春に東進東大特進コースの国語、夏に英語と化学をプラスしていました。物理については自力で勉強しておりました。
一会塾は医学部・難関大受験専門で、対面授業なので質問がしやすく自習室もあるのと、優秀な先生が多い塾です。大手塾並みの授業料でしたが、塾長が費用の相談に乗ってくださったのも助かりました。

次男は高2から鉄緑会(東京都渋谷区)で英語と数学を、東進ハイスクールで物理を受講し、夏期講習で国語を追加していました。
鉄緑会は、東大医学部の合格率が高く、カリキュラムも充実していて、圧倒的に優秀な指導力とノウハウがあります。高2までに一通りの授業が終わり、高3からひたすら演習を繰り返すので学力も確実に高まるシステムです。
ただ、プリント教材が多すぎて本人でも把握するのが精いっぱいという状況になるので、部屋が教材だらけになって手がつけられなくなりました。
高3からは、東進東大特進コースで、春に国語。夏以降は時々単発で、英語、数学、物理を受講していました。
長男・次男共に、塾を掛けもちしていたので、かなりの勉強量だったと思います。

東進ハイスクールのメリットは、先生の質が高いだけでなく、生徒の興味を引く面白い授業をする先生が多いことです。特に長男は国語が苦手だったため、東進ハイスクールの林修先生の現代文の解き方ダイジェストの動画授業を受け、コツがわかったようです。
また、1教科でも受講すれば自習室の利用ができ、無料で模試も受けられたりするのと、特待制度もあるので、息子は二人ともその特待制度を利用して授業料を安くしてもらいました。

また、東進ハイスクールには、過去10年間分の動画解説付き過去問題集もあります。動画授業は質問ができないのがデメリットですが、先取りしようと思えば先へ進めますし、さかのぼって基礎固めの復習もできます。
そのように自分のレベルに合わせて、自由に進度を変えられるのが魅力でした。現役大学生のチューターが親身になって生徒の相談に乗ってくれたのも、息子たちの励みになったようです。

ただ、英語と数学は動画授業だけでは物足りないという本人たちの強い希望があったため、移動時間がかかることに抵抗はありましたが、一会塾と鉄緑会にそれぞれ通わせることにしました。

また、理科に関して言えば、栄光学園(神奈川県鎌倉市)は高3秋まで普通の授業が続きます。物理も化学も苦手な息子たちが、それが終わるのを待っていたら受験勉強が間に合わなくなる可能性がありました。
定期試験の理科の成績がよくなかった本人たちも、そのことに対する不安があったので、理科は高2から東進ハイスクールで受講することにしたのです。

英語、数学を高2のうちに足固めして、理科と社会は高3で一気に仕上げる子もいます。でも、息子たちは逆に理科を早めに進めておかないと、数学の追い込みの時期に足を引っ張るような気がしました。

高3以降は長男も次男も、塾の自習室で勉強したり、東進の自習室にこもって動画授業を受けて復習することが多くなりました。
終わらなければ帰宅したあとに復習の続きを終わらせる、というように、その日やるぶんは最後までやりきってから寝る、というサイクルを守っていました。
本番直前は、食事をするときも動画授業を見ていたくらいなので、いつでもやりたいときに受講できる東進ハイスクールのシステムは便利で助かりました。その動画を見るためのiPad(アイパッド)は、我が家の必需品でした。

<POINT> 力強いラストスパートのために、まず弱点の克服を

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シングルマザーで息子2人を東大理Iに 頭がよくなる「ルーティン」子育て

たかせみほ

たかせみほさんは41歳の時に離婚。シングルマザーが小さなお子さん2人を育てるのは非常に大変な中、小学6年生と4年生の息子は順調に成長、共に東京大学理科Ⅰ類に現役合格を果たしました。本書では、たかせさんが、母親、シングルマザーとして、ど...もっと読む

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