わかる日本書紀

使者として派遣先に行くと下っ端が来るなとキレられた【第26代⑧】

ややこしい日本書紀をわかりやすく紹介した書籍『わかる日本書紀』シリーズ第3巻から、日本の正史を学ぶ連載。今回は第26代、継体天皇の御代のお話。

ケナノオミを韓国(からくに)に派遣①

二十三年、天皇は近江(おうみ)のケナノオミ(毛野臣)を安羅(あら)に遣わして詔して、新羅に、南加羅(ありひしのから)、㖨己呑(とくことん)を再建するように※1勧めました。
百済は、将軍・インキ(尹貴)、マナコウハイ(麻那甲背)、マロ(麻鹵)らを遣わして、安羅に行き、詔を聞かせました※2
新羅は、隣国の官家を破ったことを恐れて、高位高官を遣わさず、フチナマレ(夫智奈麻礼)、ケナノマレ(奚奈麻礼)らを遣わして、安羅に行って詔を聞かせました。
このとき、安羅は、新しく高堂(たかどの)※3を建てて、勅使のケナノオミを先に立てて、安羅国王は後に従って階を登りました。
国内の高官で堂の上に登る人は一人二人で、百済の使者、将軍たちは堂の下にいました。
合わせて三か月、再三、堂の上で会議が行われましたが、将軍たちは、庭に待機させられたことを恨みました。

四月七日、任那王(みまなのこにきし)・コノマタ干岐(かんき)※4が来朝しました。

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わかる日本書紀

村田右富実 /つだゆみ /村上ナッツ

『日本書紀』は神代から第41代持統天皇の時代までを扱った日本最古の歴史書です。しかし本文は漢文、全30巻と長く読解は難しいため、正史ながら読んだことのある人はほぼいません。そこで、劇作家が書くわかりやすい文章と、親しみやすいキャラクタ...もっと読む

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