自由でいられる関係性に必要なのは「関心をもち続けること」

息子さんに「もっと優しい言葉で注意してほしい」とお願いされた蘭ちゃんのエピソードに対し、それは、お母さんならわかってくれると信頼されているからだとサクちゃんは綴ります。サクちゃんは子育てについてどのような考えを持ち、娘さんと関わっているのでしょうか?(毎週火曜日更新)

蘭ちゃんへ

こんにちは!

東京も雨ばかりの日々でしたが、今日は気持ちよく晴れています。蘭ちゃんは雨が好きだと書いていましたが、わたしは苦手です。

気圧による体調不良や、雨の日の電車の中の湿度や他人のイライラなどがイヤなのと、職業柄クッキー屋さんは湿気が敵なので、実際困ることが多かったのもあります。そうした雨による悪影響が多いので、あまり好きにはなれません。適温適湿の雨が降っていない日が好きです。

ちなみに、気圧による体調不良対策で、最近は「五苓散」という漢方を飲んでいます。体内の水分代謝をよくして、むくみや気圧による頭痛に効くそうです。

『おもひでぽろぽろ』は、何度かテレビで放送しているのを見かけたくらいで、しっかり観たことがないので、今度観てみようっと。

*ー*ー*

長男くんの話、なんだか胸がぎゅっとしました。自分の思いをちゃんと言葉にできて、伝えることができて、とてもえらかったね。そうそうできないことだと思います。

わたしも子どもの頃はできなかったな。思い返すと、思っていることを言えなかったのは「どうせ言ってもしかたない」と思っていたからなので、長男くんがちゃんと伝えられるのは、お母さんに言ったらわかってくれる、受け取ってくれると信頼しているのでしょうね。すばらしいな。

わたしもせっかちなので、娘に「急がせないで」と何度も言われてきました。ごめんごめんペースがちがうもんねと思いつつ、「早くしたほうがいいよ」とアドバイスしてしまうのは、「相手のためを思って」の罠だと感じています。

「あなたのために」「良かれと思って」言うことは、実は自分のためなんですよね。自分の価値観がまちがっていないと確認したい。ひどいときは、自分の価値観で相手をコントロールして支配したい。親の子に対する責任感が裏目にでると、子どもをコントロールするのは親の責任だと思ってしまうのもよくある光景です。

*ー*ー*

親の影響は必ずあるし、責任もある。それは避けられないので、子育てするのは怖いですよね。わたしも怖かったです。

わたしの場合は、「自分が親からされてイヤだったことはしない」という反面教師的なやり方でした。そのためには、裏を返して、自分がしてほしかったことを思い出す必要がありました。

過去を振り返って観察し、いろんなシーンやエピソードを分解してよく考えてみたら、わたしがイヤだったこと、してほしかったことは「管理すべき子どもとしてではなく、ひとりの人として扱ってほしかった」に行き着きました。

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サクちゃん蘭ちゃんのそもそも交換日記

土門蘭 /桜林直子

東京でクッキー屋さんをしている「桜林直子(サクちゃん)」と、京都で小説家として文章を書く「土門蘭(蘭ちゃん)」は、生活も仕事も違うふたりの女性。この連載は、そんなふたりの交換日記です。ふたりが気が合うのは、彼女たちに世界の「そもそも」...もっと読む

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maikamegumi 著者の渡辺さんが、限定で無料で読めるようにしてくださっています。必読ですよ。 https://t.co/4ckKzFUoQ2 14日前 replyretweetfavorite

sisidokomaki (*´v`)ちょっとジンときた… |土門蘭 @yorusube /桜林直子 @sac_ring |サクちゃん蘭ちゃんのそもそも交換日記 https://t.co/KBcJsggHvx 14日前 replyretweetfavorite

sac_ring 子どもの勉強や宿題にまったく口出しをしなかったことについて。自由にさせたうえで無関心なのと、関心があるのとでは大ちがいだよねという話。 15日前 replyretweetfavorite