そう簡単に「おしゃれセレブ」にはなれません

俳優の妻として、またモデルやヨガセラピストとしても活躍中の生瀬陽子さん(モデル名は堀本陽子さん)。飾らず、自然体でおおらかな性格の彼女の日常を切り取ったエッセイが大好評連載中!
値札を見ずに欲しいものを買う、一見セレブっぽい行動の生瀬さんのご主人。10年前のそのお買い物、実は月日が経った今でも自虐ネタとして語られてしまうものだったのです。

うちは夫が役者で「表に出る仕事」のため、もしかしたら「セレブな生活をしている」という印象を持たれている方がいらっしゃるかもしれませんが、全くそんなことはありません。と、自分達は思っています。

夫も私も大企業の社長のご子息とか、名家のお嬢様というわけではなくごく普通の一般家庭で育ちました。

次男次女ということもあってか、職業は「役者」と「モデル」という「自由業」を選択し、ある時期からは親からはキッパリ自立し(仕事柄、上京が必須だったということもあり)それぞれに「自分で生計を立てて」生きてきました。

18歳から一人暮らしな訳ですから、夫は京都で大学に行きながら喜劇研究会や劇団の活動をしていて、私はモデル業を本業に夜学で大学に通っていて、それぞれに経済的にも苦労していた時代があります。

お陰様でその後お互いにお仕事や様々な環境に恵まれ、結婚した頃にはなんだかおしゃれな代官山の新築マンションに引っ越していました。

その後犬を飼ったり、子供が生まれたり、猫を飼ったりがありつつ、今の一軒家(古家を購入)に暮らしていますが、「金銭感覚」というものはそう簡単に変わってはいきませんでした。(うちの場合)

とはいえ、周りから見たら、「いやいや、セレブでしょ」と勝手に思われてしまうようで・・・。

もう10年くらい前になるかと思いますが、2人でフラッと表参道に買い物に出かけた時(たまにそういうこともしてみる)に入ったセレクトショップで、それぞれ自分の見たいものを見て、選んでいました。(買い物の時はあまりずっと一緒にいない、なぜなら基本的に二人とも、自分で選びたいタイプだから)

他にあまりお客さんがいなかったせいか、私には女性の店員さん、夫には男性店長ががっつりくっついて色々とアドバイスしてくださっていました。

でも・・・モデルでありながらそこまで「ファッションに沢山お金をかけること」に興味がない私はきちんとお値段を確認して(表参道の路面店というだけで基本「高い」ので)さらに「これは今セールなのか」「家でお洗濯できるのか」「流行り物すぎて来年着られないということはないか」と熟考しながら買い物を進めていきます。

夫も本来は「この商品の対価としてこれは納得できるものなのか」をしっかり考えながらお買い物をするタイプ(電化製品などは特に慎重になる)なのですが、この時はそれよりも「お買い物の雰囲気を楽しむ」ことが優先されてしまったようで、自分よりもはるかに年下のめっちゃおしゃれなイケメン男性店長さんとの会話を楽しんでいるご様子・・・。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

この連載について

初回を読む
わたし役者の妻で、モデルで、母です

生瀬陽子

俳優の妻として、またモデルやヨガセラピストとしても活躍中の生瀬陽子さん(モデル名は堀本陽子さん)。最近では、ヨガウェアをプロデュースしてTVで販売するなど、サバサバしていておおらかな性格が話題に。そんな飾らず自然体の陽子さんの日常や、...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

Tweetがありません