ひとりで生きるためのリハーサル

コロナ禍の社会の変化から、「ふいに人がいなくなってしまう感覚」を抱くようになったという森美樹さん。最近、ひとりで生きる覚悟を決めつつあるのだそう。今までに出会った孤高の人の生き方をヒントに、森さんの「ひとりで生きるためのシミュレーション」をご紹介します。

ここ1~2年で、私はひとりで生きる覚悟を決めつつある。

私には夫がいる。夫が出勤したあとはひとりで家事と仕事をして、夜、夫が帰宅するとふたりで過ごす。「それならひとりじゃないじゃないか」と異論を唱える人もいるだろう。でも最近、いつひとりになってもおかしくない、と身につまされるようになったのだ。

なんでもかんでもコロナに結びつけるのは気が引けるが、コロナをきっかけに「ふいに人がいなくなってしまう感覚」に囚われた人は多いのではないか。連日報道される「死者××人」という言葉のシャワーをあびているからか、私はめっきりマイナス思考になってしまった。万が一、夫がいなくなってしまったら私はひとりだ。

大勢の友人に囲まれていれば孤独を感じないでいられるかもしれない。しかし私は人付き合いが苦手だ。人嫌いというわけではない。人は好きだが、うまくふるまえないのだ。こういう私みたいなタイプはどうしたらいいのだろう。

美輪明宏さんの圧倒的オーラに触れて

私が敬愛してやまない美輪明宏さんは「友達がいない、できないと嘆く人がいますが、本当の友人というものは、一生のうちにひとりかふたりできるかできないかのものなのです。厳密に言えば一生涯出会わない人の方がほとんどです」と言っている。

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アラフィフ作家の迷走性活

森美樹

小説家の森美樹さんは、取材や趣味の場で、性のプロフェッショナルや性への探究心が強い方からさまざまな話を聞くのだそう。森さん自身も20代の頃から性的な縁に事欠かない人生でした。51歳の今、自分自身の経験を交えながら、性を追及し、迷走する...もっと読む

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コメント

yanvalou ひとりを研ぎ澄ませるときっと、孤高になるのだ。 (中略) きっと美輪明宏さんはいつでもひとりを生きて、ひとりを極めたのだ。孤独ではなく孤高。 森美樹「」より https://t.co/9drDJshdWo 17日前 replyretweetfavorite

restart20141201 |森美樹 @morimikixxx |アラフィフ作家の迷走性活 https://t.co/vMwY09PqNd 17日前 replyretweetfavorite

js2002 頭に思い浮かぶトンデモにハマってる親族はさみしいのかもなと思いながら読んだ。気持ちの寄る方を求めたのかな。 https://t.co/xLnkL0uTh9 18日前 replyretweetfavorite

AmaseMiku 私よりお若いのに、何だろう、この「先輩!」と駆け寄りたくなる感じ……。 18日前 replyretweetfavorite