わかる日本書紀

もう皇位継承者不在で悩みたくない!部下からの直訴【第26代②】

ややこしい日本書紀をわかりやすく紹介した書籍『わかる日本書紀』シリーズ第3巻から、日本の正史を学ぶ連載。今回は第26代、継体天皇の御代のお話。

継体天皇を越国から迎える②

★前回のお話→「先代天皇は子無し…第26代天皇の座は誰の手に?【第26代①】

十日、カナムラは、天皇に願い出ました。
「私は、先王が世を治めるのに、皇太子がしっかり定まっていないと、天下を統治できず、後宮が睦まじいものでなければ、子孫に継承されることがないと聞いています。
清寧天皇は世継ぎがなく、私の祖父・ムロヤを遣わして、州(くに)ごとに三種の白髪部(しらかべ)※1を置いて、後の世に名を伝えようとしました。痛ましいことです。
どうか、タシラカ(手白香皇女)※2を皇后に立て、神祇伯(かむつかさのかみ)※3らを遣わして天神地祇(あまつかみくにつかみ)を祭り、天皇の皇子ができるように祈らせて、民の望みにお応えください」
天皇は、
「良かろう」
と言いました。

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わかる日本書紀

村田右富実 /つだゆみ /村上ナッツ

『日本書紀』は神代から第41代持統天皇の時代までを扱った日本最古の歴史書です。しかし本文は漢文、全30巻と長く読解は難しいため、正史ながら読んだことのある人はほぼいません。そこで、劇作家が書くわかりやすい文章と、親しみやすいキャラクタ...もっと読む

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