わかる日本書紀

先代天皇は子無し…第26代天皇の座は誰の手に?【第26代①】

ややこしい日本書紀をわかりやすく紹介した書籍『わかる日本書紀』シリーズ第3巻から、日本の正史を学ぶ連載。今回は第26代、継体天皇が即位するまでのお話。

継体(けいたい)天皇を越国(こしのくに)から迎える①

オオド(男大迹天皇=第二十六代継体天皇)は、応神天皇の五世の孫で、ヒコウシ(彦主人王)※1の皇子です。母は、フリヒメ(振媛)といいます。フリヒメは垂仁天皇の七世の孫※2です。

オオドの父王は、フリヒメの容貌が端麗でたいそう美しいと聞き、近江国(おうみのくに)の高島郡(たかしまのこおり)の三尾※3の別邸から使者を遣わして、三国(みくに)の坂中井(さかない)※4から召し入れて妃とし、オオドが生まれました。
オオドが幼少のとき、父王が亡くなりました。フリヒメは嘆いて、
「私は今、遠く故郷を離れています。親に孝養を尽くすことができません。私は帰郷して、高向(たかむこ)※5で天皇をお育てしましょう」
と言いました。
オオドは成人し、人を愛し、賢人を敬い、心は寛容でした。

武烈八年十二月八日、オオドが五十七歳のとき、武烈天皇が亡くなりました。
武烈天皇には、もとより、男の皇子も女の皇子もなく、このままでは跡継ぎが絶えてしまいます。

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わかる日本書紀

村田右富実 /つだゆみ /村上ナッツ

『日本書紀』は神代から第41代持統天皇の時代までを扱った日本最古の歴史書です。しかし本文は漢文、全30巻と長く読解は難しいため、正史ながら読んだことのある人はほぼいません。そこで、劇作家が書くわかりやすい文章と、親しみやすいキャラクタ...もっと読む

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