人は一人では描けなかった「夢」を見させてくれる人を求めている

蘭ちゃんは最近、一人では見出せない「夢」について考えるんだそうです。この人といたら楽しいだろうな、一緒に仕事したいな、などなど。どんな些細なことでも「夢」に捉えられるんじゃないでしょうか。今回はそんな、「夢を見ること」と「夢を見させる能力」について綴ります。そもそも蘭ちゃん、何でそんなことを考えているのでしょうか?(毎週火曜日更新)

サクちゃんへ

こんにちは。

今日から連休が始まりました。
サクちゃんはGWはどのように過ごすのでしょうか。わたしは遠出の予定は入れず、友人と会ったり、子供の勉強を見たり、衣替えをしたり、って感じでしょうか。

本当は実家から父が来る予定だったのですが、緊急事態宣言で急遽中止に。孫に会いたがっていたので、ちょっと残念そうでした。早く、気兼ねなく遠出できるようになったらいいですね。

サクちゃんは一人暮らしスタートですね。調子はどうですか?

ー・-・-

さて前回は、自分と自分の関係性について話しました。サクちゃんは、自分とは「いちばんの友達」だそうですね。「他人と仲良くできないかわりに、自分と仲良くなったのかな」と言っていたけれど、自分と対話ができるというのは、とてもいいことだと思います。冷静になれる安全基地が、誰にも奪われないところにある感じ。それこそ、感情や出来事を「適切なサイズ」に測り直す作業なのでしょう。

でも、一人だけだと「適切なサイズ」の範疇を越えられない。だから他人にしかできないこととして、「調子に乗せる」ということを書いていましたね。これにはなるほどなぁと思いました。

わたしは最近、「夢を見る / 見せる能力」について考えています。

例えば誰かと友達になりたい、お付き合いしたいと思う時。わたしたちはその人に何かしらの「夢」を見ているような気がします。この人と一緒にいると楽しいだろうな、この人と一緒にいると知らなかった世界に出会えそうだな、この人には自分を受け入れてもらえそうだな……というように。わたしたちは、その人と過ごす仮定の未来に「夢」を見ているのではないでしょうか。

これは仕事でも同様です。仕事を頼んだり受けたり、「何か一緒におもしろいことやりましょう!」と言い合うのは、お互いがお互いに何かしらの「夢」を見ているからではないかなと。この人となら素晴らしいプロジェクトが立ち上がりそうだ、というような壮大な「夢」はもちろん、そこまでたいそうなことじゃなくても、この人とならスムーズにやりとりができそうだなとか、この人なら頼み事を気安く聞いてくれそうだなとか、それくらいのことだって「夢」と捉えられるような気がします。

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サクちゃん蘭ちゃんのそもそも交換日記

土門蘭 /桜林直子

東京でクッキー屋さんをしている「桜林直子(サクちゃん)」と、京都で小説家として文章を書く「土門蘭(蘭ちゃん)」は、生活も仕事も違うふたりの女性。この連載は、そんなふたりの交換日記です。ふたりが気が合うのは、彼女たちに世界の「そもそも」...もっと読む

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kurimatu044 |土門蘭 @yorusube /桜林直子 @sac_ring |サクちゃん蘭ちゃんのそもそも交換日記 https://t.co/2NkMTqh0xH 夢とか風とか面白かった! 26日前 replyretweetfavorite

10ricedar 「自分に飽きる」わかる!!!!!! 約1ヶ月前 replyretweetfavorite