モノを持つな。所有はリスクでしかない

あえてレールから外れよ。3歳児の気持ちで、のめり込め。常識とか世間体なんか、「ぜんぶ無視だ」。堀江流「生き方改革」として、「自分の人生を取り戻す」ための、行動スキルを指南します。今回から、「習慣にすること」について。「没頭すればバランスは必要ない」。その第6弾です。「欲しいものはない」。3月11日発売の新著『非常識に生きる』より特別公開します。

所有欲に縛られると、やりたいことに集中できなくなる

若い頃から、僕にはほとんど所有欲がない。車に家、高級スーツに時計、貴金属、有名なアート、トロフィーワイフ……多くのいわゆる金持ちが求めている、「自分の成功を象徴する」ような実体物を、ひとつも持ちたくない。

唯一と言える所有欲は、スマホぐらいだ。仕事や遊びに、いまのところ最も役立つからだ。けれど、もしスマホ以上に、僕のいまの暮らしを最適化させてくれるツールが出現したら、スマホも秒で捨ててしまうだろう。

堀江さんは、いま何が欲しいですか? インタビューで、うんざりするほど聞かれてきた。答えはひとつ。「ないです」、話は終わり。つまらないやりとりを繰り返してきた。聞きたい気持ちも少しわかる。取材の対象になるようなビジネスパーソンは、欲しいものを聞かれると、たいてい何かしら気の利いたアイテムを答えてくれるらしい。「何も欲しくない」という僕のような答えは、拍子抜けなのだろう。サービス精神で何か答えられればいいのだけど……どんなに考えても、欲しいものはないのだ。

かつて持っていたもので割と大きなスケールだったのは、プライベートジェットだろう。資産家の自慢として買ったのではなく、シンプルに海外移動が便利だったからだ。

いまはホンダジェットを、知り合いとシェアして使っている。シェアで用が足りるなら、自分で買って持とうとは絶対に思わない

そもそも、スペースを取られるものを、なぜみんな欲しがるのだろう。
持つことによる喜びや安心は、はたして本物なのか? 
持っているものが、いつまでもそこにある保証は、誰がしてくれるのか? 所有するという欲望の根本的な理由は、何なのか? まるで、哲学問答だ。

所有欲は、状況によれば行動のモチベーションにもなるだろう。でも所有欲が、人を幸せにすることはない。あるとしても一瞬だ。

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「みんな一緒」の正義を疑え! レールから外れる41の行動スキルを伝授!

非常識に生きる

堀江 貴文
小学館集英社プロダクション
2021-03-11

この連載について

初回を読む
非常識に生きる

堀江貴文

あまたの事業を成功させてきた男、堀江貴文。実現できたのは、莫大な資金や、特殊な才能があったからではない。 ただ、好きなことに「没頭」してきたからだ! あえてレールから外れよ。 3歳児の気持ちで、のめり込め。 常識とか世間体なんか、ぜん...もっと読む

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コメント

taka_yt 本当にそう思う! 28日前 replyretweetfavorite

magoichisaiga 犯罪者の生き方になど学びたくもない。 約1ヶ月前 replyretweetfavorite

naoki_satoh 人は欲求で生きているのだから、別にものを所有する欲求で生きていても良いだろう。 結果としては変わらない。 https://t.co/uEOM32PQ9e 約1ヶ月前 replyretweetfavorite

koushisou 解る。 #スマートニュース 約1ヶ月前 replyretweetfavorite