プロのキッチンで活躍する、料理をおいしく、楽にする道具

料理家の樋口直哉さんが、料理に必要不可欠な道具のひとつとして挙げる「ゴムベラ」。普段、使ってないという方もいるかもしれませんが、プロのキッチンでも使われる、料理のさまざまなシーンで活躍する道具だと言います。ただいまGW無料キャンペーン実施中。5/5まで本連載の全記事を無料でお読みいただけます!

料理に慣れた人ほど「道具は最低限でいい」といいがちです。しかし、料理スタイルは人それぞれ。自分にとって必要な料理道具かは使ってみなければわかりません。最低限の道具は様々な道具に一通り触れてみてはじめてわかるもの。

ぼくにとって最低限必要な道具をまな板、包丁、鍋、菜箸、ボウル……とあげていくとかならず入ってくるのが〈耐熱ゴムベラ〉です。

ゴムベラは日々の料理に欠かせないへら状の道具で、スパチュラとも呼びます。先端がしなやかで鍋やボウルの内側にフィットするため、ゴムベラがあれば無駄なくきれいにすくいとれます。また、シチューやカレーのような濃度のついた液体を加熱する際は、鍋肌をこそげながら温めれば焦げ付きが防げます。こういった作業は木べらやしゃもじ、スプーンやお玉では代用できません。


ゴムベラは料理を楽にする

「ゴムベラってお菓子作りに使う道具じゃないの?」

よくそう反論されますが、それは昔、ゴムベラに70℃〜80℃の耐熱性しかなかった時代の話。現在主流となっているシリコン製は200℃以上の高温にも耐え、料理にも使えます。逆に言うとシリコン製の耐熱ゴムベラの登場によって、日々の料理に欠かせない道具になったのです。

「どんなゴムベラを選んだらいいか」

まず耐熱性能がないゴムベラは除外します。次に見るべきポイントは「洗いやすさ」と「先端のしなり具合」です。シリコン製の先端部分をプラスチックや木の柄に差し込んで使うタイプのゴムベラもありますが、先端部分と柄が一体になっているものがベターです。それぞれ別に洗う必要があり、結合部に汚れが残るリスクがあります。

また、先端部分が硬いものはボウルや鍋の内側にフィットせず、取り切れないことがあります。ある程度のやわらかさが必要ですが、じつはあまりやわらかくすると耐久性が落ちる、という側面があります。耐久性が求められる業務用は先端が硬めの製品が多いので、注意が必要です。

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樋口さん、どれがいちばんですか?

樋口直哉

包丁、まな板、鍋、フライパン、塩や醤油などの台所に欠かせない品々について、食の博識・樋口直哉さんがベストと思う一品を紹介します。なぜ、それがベストなのかという理由や選ぶときのポイントを解説するので、これを読めば迷わず納得してその品物を...もっと読む

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コメント

sadhi02 この連載ほんとに自分のニーズにあってて好き。ゴムのスパチュラも本当に普段から愛してる。 |樋口直哉 @naoya_foodlab |樋口さん、どれがいちばんですか? https://t.co/HfjhTTxMKR 9日前 replyretweetfavorite